ライフ

介護保険サービス 認定調査で「まだ元気」と見栄をはると損

 いつやってくるかわからない介護生活。公的介護保険のサービスを受けるには、さまざまな段階を踏まねばならない。そこで、要介護認定を受けるまでの流れを、主婦の「ナナ子さん」の奮闘記として紹介します。

 * * *
 千葉県に住む主婦・ナナ子さんの義母からある日、義父(82)が転んでしまいひざの痛みを訴えていると電話が。医師の診断では変形性膝関節症で、歩行器なしでは不安定で歩けない状態に。義父はナナ子さん宅から20分の戸建に住んでおり、義母も79才と高齢でひざに持病がある。困ったナナ子さんが市役所に相談すると、介護保険サービスの申し込みを勧められ、介護保険被保険者証と申請書を提出するよういわれた。

 申請申し込みから5日ほどたって、「訪問調査員」から訪問調査の日時を決めたいと連絡があったと義父。自分たちだけでは不安だからということで、ナナ子さんも立ち会うことになった。訪問調査員は40代半ばぐらいの女性。質問は74項目。「歩行について、1.つかまらないでできる、2.何かにつかまればできる、3.できない」などあてはまるものに○をつける。

「歩行器がなくても壁をつたえば歩けるといえば、歩けるんだがなあ…」と調査員の前でなぜかミエをはる義父。

「でも、義父さん、歩行器がないと不安定で歩けないじゃないですか、だからこれは2でしょ!」とナナ子さん。

 調査は50分ほどかかり、ナナ子さんは「義母の手助けがないとズボンも脱げないようです」など気になった義父の状態をメモして調査員に渡した。主治医の意見書は義父のひざを看てくれた近くの医者に依頼。義母とふたり暮らしで、義母ひとりでは義父の介護が難しいことなど伝えたうえで、意見書を書いてもらった。訪問調査の内容と主治医の意見書をコンピューターにかけ、一次判定が出た後、学識経験者によって「介護認定審査会」というものが行われるらしい。

 1か月後、義父のもとに介護認定の通知がきて、要介護1という結果に。要介護2ぐらいかもと思っていたのに要介護1という判定結果にびっくりのナナ子さん。要介護2であれば1か月約19万4800円が1割負担で利用できる上限額だが、1の上限額は約16万5800円。約3万円の差は大きい。

※女性セブン2011年4月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
アメリカのトランプ大統領と、ベネズエラのマドゥロ大統領(AFP=時事)
《日本への影響も》トランプ政権のベネズエラ攻撃・大統領拘束作戦 中国・ロシアの参戦リスクは 今後の「3つのシナリオ」
NEWSポストセブン
元“ぶりっ子”さとう珠緒の現在の恋愛観は……?
「事実婚じゃダメですか?」「あ、別居婚ならいいのかな」元“ぶりっ子”さとう珠緒(53)が明かす現在の“自分を大切にする恋愛観”とは 
NEWSポストセブン
核保有の是非を“議論”することすら封殺される状況に問題はないのか(時事通信フォト)
《あえて問う「核保有シミュレーション」開発費用と年数》専門家は「日本の潜在的技術能力なら核弾頭開発は可能」と分析 原潜に搭載なら「3兆~5兆円の開発費と年5000億円の維持費」
週刊ポスト
一世を風靡したビートきよしの現在とは
《意識失い2025年に2度の救急搬送》難病で体重22キロ増減のビートきよし、週3回人工透析も…“止められない塩分摂取”「やり残したことなんてない」 
NEWSポストセブン
年末、大谷夫妻はハワイで過ごしていたようだ
《お団子白コーデの真美子さんに合わせたペアルック》大谷翔平の「イジられる」魅力…ハワイではファンに妻と笑顔の対応、後輩も気を遣わない「自信と謙虚さのバランス」
NEWSポストセブン
川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)
《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」
NEWSポストセブン
引退する棚橋弘至(右)と、棚橋への思いを語る武藤敬司(左)
《棚橋弘至がついに引退へ》「棚橋も俺みたいにハゲていけばよかったんだよ」武藤敬司が語ったかつての付き人に送る“はなむけの言葉”
NEWSポストセブン
餅つきに現れた司忍組長
《六代目山口組の餅つきに密着》近隣住民も驚いた「6時間の“ヨイショ”の掛け声」…高山清司相談役の登場に警察が驚愕したワケ
NEWSポストセブン
店を出て言葉を交わす2人(2025年11月)
《寄り添う夫婦の黒コーデ》今井美樹と布袋寅泰、街中でかかげたキラりと光る指輪に妻の「プライド」高級スーパーでお買い物
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
NEWSポストセブン