ライフ

6月7日は「むち打ち記念日」 全国的にイベント実施する

 交通事故後、頭痛、首の痛み、手のしびれ、等が発現する「むち打ち症」。客観的な所見が乏しく、症状の信憑性や治り具合の判断がつきにくいこの傷病について、「むち打ち治療協会」の柳澤正和代表理事に聞いた。

 * * *
 むち打ち症は、早い段階で専門家の治療を受ければ症状は改善します。では、「どの治療院に行けば症状が改善するのか?」という点ですが、残念ながら日本全国にある接骨院・整骨院の全てがむち打ち治療に精通しているわけではありません。仮に『むち打ち症専門』と掲げられていても、単なる宣伝文句の場合が多く、患者さん自身がこれらを判断するのは大変難しいのが現状です。

 そこで、第三者機関という公平な立場で、専門的な知識と技術を持つむち打ち治療のスペシャリストを認定し、広く国民に紹介することを主な目的とする「むち打ち治療協会」を、2008年に立ち上げました。

 むち打ち治療協会では、一年に一回、「む(6)ち打ちを治(7)そう」の日として6月7日を記念日認定し、全国的にイベントを企画して、むち打ち症に苦しむ人に希望を与えられるよう様々な活動をしています。本年6月7日は、新宿東口のイベント広場ステーションスクエアでイベントを予定しております。

 メインテーマは、脳脊髄液減少症。むち打ち治療協会では、NPO法人脳髄液減少症患者・家族支援協会との共同研究も行っております。脳脊髄液減少症については、新ガイドラインが近々に打ち出されると聞いています。今まで、交通事故が原因で脳脊髄液減少症が起こるはずがないとみられておりましたが、今度のガイドラインでその点がどのように扱われるようになるのか等、こちらに関してのアピールの場を設けさせて頂きます。

 また、当日はむち打ち治療の実演を行なったり、弁護士、行政書士、関連の医師にも御来賓頂いて、討論会を実施する予定です。

※週刊ポスト2011年6月10日号

関連キーワード

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン