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節電ロウソク点灯妻に夫「仏壇の中にいるようで落ち着かん」

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回はご主人(54歳)が精密機器メーカー勤務の奥様(52歳)。最近、照明をキャンドルにしてみたそうです。奥様、キャンドルには思い出もあるようで…。

 * * *
 部屋を暗くして、アロマキャンドルにしたんです。居間のソファに主人と座り、キャンドルの光の中、「ロマンチックでしょ。こういう雰囲気って、付き合い始めた頃のこと思い出すわね」と、主人の肩に頬を寄せると、主人が「臭い!」。

「何よ! 私のどこが臭いっていうのよ」と聞くと、「ロウソクが臭いんだ。普通のやつにしてくれ」。久しぶりにギュッと抱きしめてくれると思ったのに、ムードぶち壊し。仕方なく普通のキャンドルにしました。

 主人が私にプロポーズをしてくれたのは、フランスレストランで食事をしながら。テーブルのキャンドルに照らされた主人の顔ってステキでした。緊張気味で紅潮していて……。

 主人に「ねェ、覚えてる?」と聞くと、「忘れた! それより、このロウソク、なんとかしてくれよ。仏壇の中で飯を食ってるようで落ち着かないからさ」。

 もう、このデリカシーのなさ! アンタなんか、きみまろさんのフレーズがピッタリよ。「昔はダーリンでも今はダラリン」って!

※週刊ポスト2011年6月24日号

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