ビジネス

ブリヂストン 実は太陽電池用接着封止材で世界トップ争い

 現在の株式市場では太陽光発電に関連する銘柄が物色対象となっている。その中で、「LOVE WHISKY」のハンドルネームで知られる、ファイトレードコーポレーション取締役・石橋明佳氏が注目銘柄としてピックアップするのは、ブリヂストン(東証1部・5108)だ。

 * * *
 世界的なタイヤメーカーとして知られるが、同社は、太陽電池に使用する発電シリコン・セルを固定・保護するための接着封止材、EVA(エチレン・ビニル・アセテート)フィルムでも、実は世界シェアトップを争っているメーカーなのである。

 そのEVAフィルムは、水や紫外線に強いため、屋外で使用される太陽電池用の接着封止材としては最適な素材といわれ、世界的に需要が高まっている。同社は、それに対応するため、新たにポーランドにある子会社に生産ラインを設け、2013年上期からの生産開始を予定している。

 にもかかわらず、太陽光発電関連銘柄としてはあまり知られていないのが現状だ。だからこそ、なおさら注目できると考えている。

 メイン事業であるタイヤ販売も好調だ。海外売上比率が75%を超える同社にとっても、とりわけ売上比率の高い北米市場での販売増が寄与し、2011年12月期の第1四半期決算は売上高7043億3300万円(前年同期比6.9%増)、営業利益558億6800円(同55.2%増)となった。

 そのため、5月13日に2011年12月期の6月中間期および通期業績予想を上方修正。通期予想では、営業利益を従来予想の1400億円から1670億円(前期比0.3%増)に、約2割上乗せしている。信用倍率もかなり取り組みがよくなっており、目先的な需給は問題なさそうだ。

※マネーポスト2011年7月号

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン