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関西出身妻 納豆好き関東出身夫のネバネバした臭い唇を拒否

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回の報告は、ご主人(43歳)が印刷会社勤務の奥様(45歳)。ご主人は東北出身で奥様は関西。味の濃淡でもバトルがあるようです。

 * * *
 主人って納豆大好きなんですが、私はダメ。油で揚げれば私も食べられるんですけど、「そんなんじゃダメだ! かきまわして糸をひいたネバネバにしないと美味しくないんだ」と主人。あの蜘蛛の巣みたいな糸がイヤだし、においも耐えられません。

 主人って「ネバネバした食べ物は精力がつく」と思っているみたいで、「納豆のほかに、山芋、オクラを出してくれ」と注文する夜は要注意。冗談じゃないですよ、あんな臭い唇で迫られるなんて。

 そんな時は、高1の娘の部屋へ行って2人でゲームをします。娘の前だから「早く寝室に来い」といえなくて、「明日も学校だろ! 早く寝ろ!」と、娘を叱るんです。私にはチラッと目配せして寝室へ戻るんですが、私は知らんぷり。

 主人ですか? 「今夜は脈がない」と諦めるのか、1時間ほどして寝室に行くと、すでに白川夜船。ちょっぴりかわいそうですけど、臭い口ではお断わりです。

※週刊ポスト2011年7月15日号

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