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年4回洗髪の五木寛之氏 「毛穴洗浄でハゲ予防」の常識覆す

 白澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。アンチエイジングの第一人者として著書やテレビ出演も多い白澤氏によると、作家・五木寛之氏の豊かな毛髪は、育毛の常識を覆しているという。

 * * *
 79歳目前の作家・五木寛之氏の豊かな毛髪を見るたび、複雑な思いにとらわれる。五木氏は筋金入りのシャンプー嫌い。

「もう何十年も、年に4回、春夏秋冬に各1度しか頭を洗っていない。その前は半年に1度だった。ブラッシングもせず、指でとかす程度」と公言している。

 フケは頭皮から出る脂で固まってほとんど出ないし、出たとしても半透明なので目立たないという。それでツルツルならわかるが、原生林のように力強い髪がふさふさと生えている。「ハゲ予防は毛穴の洗浄から」という常識を覆しているのだ。

 薄毛、ハゲの原因説は、無数にある。ミネラルも含む栄養不足や栄養バランスの乱れ、睡眠不足、不規則な生活、ストレス、洗髪頻度の少なすぎや多すぎ、冷たいものの摂りすぎ、皮脂量が多い(脂漏性皮膚炎など)、動脈硬化症などの病気……。しかし、医学的には、まだ解明されていない。

 ちなみに五木氏の養毛法は「毎日、朝夕の頭皮マッサージ」だという。

※週刊ポスト2011年10月14日号

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