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「サラリーマンの給料は横ばいか上昇傾向に」とカリスマ講師

 急激な円高の影響を受けて、日経平均株価は10月上旬、今年の最安値を記録した。さらに、来年4月から9兆円規模の復興増税が行われることもほぼ決定。サラリーマンの8月の平均賃金は27万3580円で、3か月連続で減少(前年同月比)した。

 給料はこれから下がっていく――こんな見通しを持っている人が多数だろう。しかし、大ベストセラーとなっている『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2012』(小学館)の著者で大人気カリスマ講師である細野真宏さんは、こういう。

「私はこれからの給料は横ばいか、むしろ上がっていくイメージを持っています。家計簿をつけている主婦のかたも同じではないでしょうか」

 細野さんがこう主張するのは、次のような理由による。

「給料は確かにここ3か月連続で減少していますが、4か月前の5月にはプラスだったんです。さらに遡ってみてみると、実は震災直後の3月、4月を除けば、2011年2月まで給料は12か月連続でプラスだった。つまり、日本は着実に景気回復が進んでいたんです。震災後の自粛の影響で売り上げを落とした会社が多く、一時的に給料が減っただけなんです」(細野さん)

 6~8月に給料が減ったのも、一時的なものだという。

「夏の節電によって残業代が減ったことが主な原因で、この3か月、基本給はほとんど下がっていません。ということは、節電の必要が減る9月以降は給料が元に戻る可能性が高いわけです」(細野さん)

 家計簿をつけている主婦ならば、ニュースのイメージだけに惑わされず、こうした毎月の収入の動きを知っている。

「給料が減ったと思い込んで、やみくもに出費を減らすと、生活に無理が出て、後から“リバウンド”がきてしまいます。節約を考える際に、まずは収入の変化を正しくおさえることが不可欠なのです」(細野さん)

※女性セブン2011年10月27日号

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