ライフ

脂ののったカマスの焼き物が780円の日替わりのランチで登場

『快積 八衛』の「焼き魚(カマス)定食」780円

 秋本番、旬の魚料理が食べたい! ……というわけで、グルメ雑誌『アリガット』誌の元編集長・小川フミオ氏がセレクトした、『快積 八衛』(東京・人形町)の「焼き魚(カマス)定食」を紹介します!

 * * *
 決まった料理を一年中出す店もあるけれど、人形町の割烹『快積 八衛』は日替わり。ご主人が毎日築地に通って仕入れる魚を、焼き物、煮物、揚げ物と3通りのランチに仕立ててくれる。

 たとえば焼き物はこのカマス。立派な大きさで、脂ののりもよい。注文が入ってから炭火で丁寧に焼く。同じ日の煮物は、イワシの中でも最高級といわれる大阪・岸和田のものが2尾だった。金色に輝く皮をめくると脂がのっていて、こちらもおいしい。煮物も揚げ物も、作り置きはなし。

 日替わりだから、アジフライの日もあれば、大きなアナゴを天ぷらにする日も。秋には秋の、冬には冬の、旬の魚が供される。だから毎日通う人がいても、ちっとも不思議ではない。

 もうひとつ、この店の名物が羽釜で炊いたご飯だ。おこげもできる炊き立てのご飯が目当て、という常連も少なくないとか。日本人はやはりご飯が好きだなあと、嬉しくなる話だ。

「働く人たちにお腹いっぱいになってもらいたい、と思ってランチを作っています」

 主人の沼野友洋さんは、780円でランチを出す気概を語ってくれる。おいしい魚は働く活力に。サラリーマンの味方の割烹だ。

■『快積 八衛』の「焼き魚(カマス)定食」780円

【住所】東京都中央区日本橋人形町2-17-4 山田ビル1階
【営業時間】11時半~14時半、17時半~23時(22時LO)
【定休日】日、祝
【カード】可

 大阪などで修業した主人が、昨年7月に開店。ランチは本文にあるとおり、焼き魚と煮魚と揚げ物(天ぷら)と3種類用意される。すべてその日に仕入れた魚を使う。夜はコース4000円~。刺身をはじめ、旬の魚料理が用意される。バリアフリーのトイレなど、あらゆるお客をもてなそうという気持ちを持った店だ。

撮影■河野公俊

※週刊ポスト2011年10月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

佐々木希と渡部建
《渡部建の多目的トイレ不倫から5年》佐々木希が乗り越えた“サレ妻と不倫夫の夫婦ゲンカ”、第2子出産を迎えた「妻としての覚悟」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《東洋大学に“そんなことある?”を問い合わせた結果》学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長「除籍であることが判明」会見にツッコミ続出〈除籍されたのかわからないの?〉
NEWSポストセブン
愛知県豊田市の19歳女性を殺害したとして逮捕された安藤陸人容疑者(20)
事件の“断末魔”、殴打された痕跡、部屋中に血痕…“自慢の恋人”東川千愛礼さん(19)を襲った安藤陸人容疑者の「強烈な殺意」【豊田市19歳刺殺事件】
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着を露出》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン
都内の日本料理店から出てきた2人
《交際6年で初2ショット》サッカー日本代表・南野拓実、柳ゆり菜と“もはや夫婦”なカップルコーデ「結婚ブーム」で機運高まる
NEWSポストセブン
水原一平とAさん(球団公式カメラマンのジョン・スーフー氏のInstagramより)
「妻と会えない空白をギャンブルで埋めて…」激太りの水原一平が明かしていた“伴侶への想い” 誘惑の多い刑務所で自らを律する「妻との約束」
NEWSポストセブン
福井放送局時代から地元人気が高かった大谷舞風アナ(NHKの公式ホームページより)
《和久田麻由子アナが辿った“エースルート”を進む》NHK入局4年で東京に移動『おはよう日本』キャスターを務める大谷舞風アナにかかる期待
週刊ポスト
愛知県豊田市の19歳女性を殺害したとして逮捕された安藤陸人容疑者(20)
《豊田市19歳女性刺殺》「家族に紹介するほど自慢の彼女だったのに…」安藤陸人容疑者の祖母が30分間悲しみの激白「バイト先のスーパーで千愛礼さんと一緒だった」
NEWSポストセブン
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン