スポーツ

原監督と江川氏 ゴルフ会員権売買巡り“犬猿の仲”になった

来シーズン、巨人は原辰徳監督のもと江川卓氏が“助監督”に就任するプランが報じられた。

原と江川――。巨人軍の一時代を、「エース」と「四番」として支えてきた2人だが、球界では長く「両雄並び立たず」「犬猿の仲」と評されてきた。その原因は、バブル華やかなりし頃に遡る。現役時代の原は、ある大手不動産会社の社長から寵愛を受けていた。

「この人物はスポーツ界のタニマチとして知られ、巨人の数人の選手も金銭的なサポートを受けていた。特に原は同社のCMにも出演するほど気に入られていた」(経済ジャーナリスト)

“事件”は1980年代終わりに起きた。当時、同社がオープンしたゴルフ場の会員権を、社長が原をはじめ、江川を含めた巨人の看板選手に廉価で提供したのだが、それを江川氏が約1年で売却し、約4000万円もの利益を得たと報じられた。

自分の恩人の好意をカネに換えられた原は、これを快く思わなかったようだ。

「この一件以降、それまで良好だった2人の関係に亀裂が入った。原は江川のことを信用せず、“あの人は許せない”などと憤っていた」(スポーツジャーナリスト)

今年のオールスターのグラウンド取材ではこんな場面があった。

「カメラが回っているのに、江川さんを見つけた原さんが“オールスターだったら来るんですか”と嫌味たっぷりに声をかけていました。江川さんは苦笑いするしかなかった」(テレビ局関係者)

※週刊ポスト2011年12月2日号

関連記事

トピックス

和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン