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歌手・太田裕美 若い頃より2児出産後の方が声ののびがいい

若いころより体力が落ちて、身も心も老いていく――そんな不安を抱えるのが40代。人生の折り返し地点として悩みも多い40代をどう有意義に過ごすかが、豊な老後につながる。そこで人生の先輩ともいえる歌手の太田裕美さん(56)に、40代を輝いて生きるためのヒントをもらった。

* * *
「私の40代はひと言でいうと、やりたい放題でした(笑)。若いころは太田裕美のイメージを壊さないようにと、目に見えない制約に縛られていましたが、40代になったらいい意味で開き直れて、恥ずかしさや照れがなくなったんです」(太田さん)

人気歌手として活動していた太田は1985年、30才でディレクター兼プロデューサーの男性と結婚し、1989年、1991年にそれぞれ男児を出産。それを機に子育て優先の生活にはいったが、40才になったのを機に1996年、ライブ活動やCD制作も再開した。

「40才で久しぶりに弾き語りライブをやったときは声が出るかとか不安もありましたが、すごく楽しくて。上の子を妊娠したときから、それまでの食生活を反省し、規則正しい食事に切り替えたんですが、子供のためにと思ってしたことが自分に返って、すごく健康になっていました。だから声も昔より復帰後のほうがよくのびるようになったんですよ。

子供は小さいときから親の範ちゅう外の生きものですね。うちは息子ふたりですが、ほんの小さいときから女である私とはまったく違って『こりゃ理解不能だわ』と。それまで夫に対して『なんでわかってくれないの』といちいち腹を立てていたことも、仕方がないと思えるようになりました(笑)。

実は私、ふたりの息子のどちらかに宇宙飛行士になってほしくて、本棚に星の本を充実させたり、小さいころにNASAまで連れていったこともあるんです。でも大きくなってNASAに行った話をしたら『あんまり覚えてない』といわれ、がっくり…(笑)。親が子供をどうこうしようと思っても無駄なんですね。いまは自分で道を選んで生きてくれればと気持ちを切り替えています」(太田さん)

※女性セブン2012年1月5・12日号

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