ビジネス

「お金持ちとは自ら目指してはじめてなれるもの」と識者断言

お金持ちになれる人となれない人は、何が違うのか? それを分けるのは、単に運だけでなく、意識の差も大きいというのは「家計の見直し相談センター」の藤川太氏だ。これまでごく普通の人が億万長者になった例を数多く見てきた藤川氏が解説する。

* * *
「お金持ちになりたい」という願望は、みなさんも少なからず持っていると思います。でも、不思議なもので、いろいろと話を聞いてみると、「自分はなれない」と半ば諦めている人がほとんどなんですね。

私たちの「家計の見直し相談センター」にはこれまで1万世帯を超える相談が寄せられてきました。そして、その9割以上が日々の資金繰りさえしっかり見直しておけば、今後も安心して生活できる家計ばかりです。それでもほとんどの方が「自分はお金持ちになれる」とは思っていない。実際には、多くの家庭がちょっと考え方を変えるだけで、お金持ちを目指すことは十分可能なのです。

では、どうすればお金持ちになれるのでしょうか?

私自身、これまで数十人の億万長者の方々とお会いしてきましたが、もとはみなさんと変わらないごく普通の人たちがほとんどです。それなのに1億円以上の資産を築けたのはなぜか。それはほとんどの方が「お金持ちになろう」と思っていたからに他なりません。お金持ちとは、自ら目指してはじめてなれるものなのです。

もちろん、「なんとなくなりたい」といったぼんやりしたイメージではありません。

メジャー・リーグの第一線で活躍してきたイチロー選手は次のような名言を残しています。

「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だと思う」

この言葉のように、お金の仕組みをよく理解して、それをコツコツ積み重ねることこそが、とても辿り着けないと思われた億万長者への近道になるわけです。

逆にいえば、お金持ちになれないのは、お金の基本的な仕組みを理解しないまま、努力の仕方を間違えている人たちです。

みなさんは、たとえば短期間の株式トレードを繰り返す「デイトレーディング」やFX(外国為替証拠金取引)などで財を成した人たちの成功談を耳にしたり、そのような“金持ち本”を目にしたりしたことがあると思います。なかには、あれをそっくり真似して、銀行口座に5万円もないのにFXに全額突っ込んだり、仕事そっちのけでデイトレに励んだりしている人もいるかもしれません。

不思議なもので、そうした方々の行動を見ていると、基本的なお金の仕組みを知らないまま、一攫千金を狙って、裏技ばかりに目を奪われていることがほとんどです。たとえば「資産を1年間で倍以上に増やし、3年以内にお金持ちになってやる」などと息巻く人もいます。よせばいいのに、たまたま幸運に恵まれて、ちょっと儲けが出ると「自分だけは特別だ」などと、とかく自信過剰になりがちです。

でも、よく考えてみてください。株のデイトレやFXというのは、誰かが大勝すれば、その裏では誰かが大損している「ゼロサムゲーム」です。そこでたまたま勝ち組になれただけであり、ある日突然負け組に転落してしまうような悲劇は枚挙に暇がない。

ましてやデイトレやFXといった短期トレード中心では、手数料を引かれる分、必ずどこかで負けてしまう。それでは「宝くじ」とも大差ありません。宝くじというのは控除率が55%、すなわち100円買っても残り45円のなかで分配が決まるもので、買った時点の期待値が100を超えていないギャンブルなのです。

※マネーポスト2012年新春号

関連キーワード

関連記事

トピックス

【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
各局が奪い合う演技派女優筆頭の松本まりか
『ミス・ターゲット』で地上波初主演の松本まりか メイクやスタイリングに一切の妥協なし、髪が燃えても台詞を続けるプロ根性
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
三浦瑠麗(本人のインスタグラムより)
《清志被告と離婚》三浦瑠麗氏、夫が抱いていた「複雑な感情」なぜこのタイミングでの“夫婦卒業”なのか 
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン