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故・伊良部秀輝自宅前の献花・手紙がゴミ箱に捨てられた理由

剛速球投手として日米球界を沸かせた伊良部秀輝氏(享年42)が、昨年7月27日、ロサンゼルスの自宅で首を吊って自らの命を絶ってから約半年。彼は今、千葉市内のある寺で身寄りのない「無縁仏」としてひっそりと眠っていたことが明らかになった。

死の直後、ファンや関係者によってロスの自宅前に供えられた献花やお悔やみの手紙が、ゴミ箱に捨てられていたというできごとがあったが、

「京淑(きょんす)夫人の指示で撤去されていたようです。伊良部の草野球仲間が、夫人に“せっかくの献花をなぜ”と聞いたところ、“自殺した家を知らせるようなもので迷惑だ”と答えていた」(伊良部氏が常連だったロスの飲食店オーナー)

夫人側が「生前から伊良部家にたかられていた」という話も、事実ではないという。米国在住で伊良部氏を「ラブちゃん」と呼ぶ間柄だった知人のA氏は、こう話す。

「かつて大阪で暮らしていた両親のために、ラブちゃんがマンションを購入してあげたことはよく知られている。

確かに出生や生い立ちは複雑だった(*1)が、彼は“それでも親は親なんです”と微笑んでいた。だから両親に毎月仕送りしていたと聞く。ラブちゃんの遺志で縁を切ったというのは、違和感があります」

*1:伊良部氏の実父はアメリカ人であるが、本人もMLBに移籍した2年目(1998年)までこの事実を知らなかったことを『週刊SPA!』2011年7月19日のインタビューで明かしている。

※週刊ポスト2012年1月27日号

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