ライフ

婚活パーティー 気に入り女性を「お茶に誘う」は非効率の証言

なぜ今、男も女も結婚できないのか。「婚活」の裏側をルポした「婚活したらすごかった」(新潮新書)の著者、石神賢介氏に結婚できない男女の実態を聞いた。(聞き手=ノンフィクション・ライター・神田憲行)

* * *

石神賢介氏は1962年生まれのバツイチ、フリーライターである。そんな普通のおじさんが婚活でなぜイイ思いをしたのか。婚活必勝法を語る。

――婚活で石神さんのようにたくさんの女性と出会うにはどうしたらいいでしょうか。

石神:6年間で婚活パーティとネットの婚活サイトを利用しているんですが、毎日ずっとやっているわけではありません。ただ始めたら集中的にやる。するとだんだんリズムが出てきて、女性にも話しかけやすくなってくるんです。

だらだら続けるより、短期集中がお勧めです。それと要領もよくなってくる。たとえば婚活パーティだと、終わった後に男性が外で待っていて、そのまま親しくなった女性とお茶に行ったりする光景があるんですが、あれは実は非効率的です。

――そのまま女性とお茶に行くのはダメなんですか?

石神:だって、ひとりしか相手出来無いじゃないですか。パーティに行くと複数の女性と連絡先を交換することが出来ます。だからその日はいったん帰宅して、あとから知り合った女性全員に連絡を取る。その中からだんだんお付き合いしたい人を絞っていく。

また、パーティも同じ会場で年齢層を変えて三回転ぐらいで行われるのが普通なんですが、1回目のパーティに参加すると「次の回も参加しませんか。男性が少ないんですよ」とスタッフから誘われることがあるんです。

年齢制限が若くて本来参加資格は私にはないんですが、ディスカウント料金で、若い女性と知り合えるチャンスです。ただ1日3回もパーティに参加すると集中力がなくなってダメですけれど(笑)

――でもそれだけ出会えたのに、なぜいまだにゴールイン出来無いのでしょうか。

石神:出会いすぎて、いろんな「ダメになるパターン」ばかり経験したのが良くなかったと思います。だから女性とお付き合いが始まっても、「これはあのパターンだな」とすぐ悪い連想が働く。

あと、婚活が中毒化してくると、「また見つければいいや」思ってしまい、結果的に粘りがなくなった。過去に付き合った人以上の魅力を相手に求めてしまうのもあります。婚活のやり過ぎも良くないんですよね。(了)


関連キーワード

関連記事

トピックス

警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン