国際情報

韓国性教育施設で幼稚園児「おっぱいついてる!」と興味津々

 韓国の性教育の特徴は、学校以外の専門機関が重要な役割を果たしていることだ。

 中でも積極的に活動しているのが、ソウル市内の青少年から性を含む相談を受け付ける目的で設立された「AHA! 青少年性文化センター」である。体験型の学習ができる「セクシュアリティ体験館」を運営。例えば「子宮の部屋」という展示室では、赤いライトに照らされた中で心臓の音や温かみのある布に囲まれ子宮の中にいる状態を疑似体験できる。

 他にも、生まれる赤ちゃんと同じ重さの人形をお腹に入れ、妊婦体験をしたり、お母さん人形の中から生まれてくる赤ちゃん人形を取りあげるという産婆の体験なども可能だ。体験館を訪れる幼稚園児などは、教材に興味津々。

「おっぱいがついてる!」

 と、人形の洋服をめくったり、

「中に何が入ってるのかな」

 と、赤ちゃんの重さを表わすための砂が入っているお母さん人形のお腹を触ってみたり、手にとって遊びながら性教育が学べるようになっている。

 このセクシュアリティ体験館には、性教育の授業の一環で多くの小学生や中学生が訪れているという。
 
 また、館内には、街中の誘惑スポットが再現されたコーナーもある。これは、子供たちが街に潜む危険な場所を判断できるようにする目的で設けられたもので、性暴力予防に力を入れていることがうかがえる。

※週刊ポスト2012年2月24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン
「オネエキャラ」ならぬ「ユニセックスキャラ」という新境地を切り開いたGENKING.(40)
《「やーよ!」のブレイクから10年》「性転換手術すると出演枠を全部失いますよ」 GENKING.(40)が“身体も戸籍も女性になった現在” と“葛藤した過去”「私、ユニセックスじゃないのに」
NEWSポストセブン
「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿
《嘘、借金、遅刻、ギャンブル、事務所解雇》クズ芸人・小堀敏夫を28年間許し続ける相方・室田稔が明かした本心「あんな人でも役に立てた」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト