ライフ

日本初上陸の新美白素材「アルガトリウム」を専門家が解説

東京海洋大学の矢澤一良特任教授

 4月3日は「シミの日」。それに合わせて、話題の美白素材「アルガトリウム」についてのセミナーが開催された。この素材はスペインをはじめヨーロッパ全土で、すでに多くのセレブやスポーツ選手が愛用しているといわれている、注目の素材である。

■ビタミンCより強力な抗酸化力

 日本ではまだなじみが薄い「アルガトリウム」だが、この素材が生まれたスペインでは、厚生省がこの成分を医薬品と同等の「特別医療用食品」として認めるほど、そのパワーを高く評価している。

 その理由は、高い抗酸化力。人間の体内には、紫外線やストレスなどによって、活性酸素が蓄積する。活性酸素は、酸化、つまり“サビ”の原因となり、人体を老化させる。アルガトリウムは、この活性酸素から体を防御する力が非常に強いという。

 そのメカニズムについて、東京海洋大学の矢澤一良特任教授は、こう解説する。
「アルガトリウムには、マグロから抽出される天然素材で、“頭をよくする成分”として知られるDHAのなかでも、『活性型DHA』と呼ばれる成分が豊富に含まれています。

 このDHAには、非常に優れた2つの特徴があります。
 まず、抗酸化力を増強すること。魚油やほかのDHA、さらにビタミンCなどの抗酸化剤と比べて、活性酸素によるダメージから細胞やDNAを守る力が格段に強いのです。

 もうひとつは、細胞に含まれるグルタチオンという抗酸化成分を増やす作用があること。グルタチオンは通常、年齢とともに失われていくのですが、アルガトリウムを加えた細胞では、グルタチオンの生成量が約300%もアップします。この2つの作用によって、美白効果が期待できると考えられるのです」

 実験では、摂取を始めてから2週間後には、抗酸化力が向上していることが確認されている。
「アルガトリウムは脂との相性がよいので、食後に摂取するのが効果的。また、継続的に摂取することで、抗酸化力が向上することもわかっています」(矢澤特任教授)

関連キーワード

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン