ライフ

後頭部の毛を抜き植毛するも朝起きたら出血 まるで惨殺死体

 世の中には、様々なアンチエイジング法があるが、多くの男性が興味を持っているのが「植毛」だ。しかし、その植毛でとんでもないことになるケースもあるという。テレビなどでトンデモ実験を行う異端サイエンスライター・川口友万氏(46才)が、植毛手術を受けた際の、まさかのエピソードを披露する。

 * * *
 嫁は朝からうんざりした顔をしていた。オレが植毛手術に行くからだ。

「モテたいわけ?」

 モテたい、と答えかけて、理性が止めた。これも仕事なんだよ。

「はあ~そうなんだ」

 あ、バレてる。見透かされている。バカだと思われてる。

 アンチエイジングの本のために、後頭部の毛を引き抜き、薄くなった部分に移植する自毛植毛を受けた。オレのM字脱毛を見た医者が、これは深刻ですね、といったからだ。

 手術は無事に終了、M字脱毛がV字に変わった。が、翌朝。ぎゃ~! 血が、血が! 包帯でわからなかったが、毛を抜いた後頭部は血まみれ。寝ている間に包帯が外れ、枕が惨殺死体のように! 嫁は恐る恐るオレの後頭部を覗き込み、爆笑した。な、なに?

「お正月の! お獅子が! 口から血を吐いてる!」

 毛を抜いた部分がちょうど長方形になっていたので、口から血を吐いているように見えたらしい。あはは、で、包帯かガーゼかありませんかね?

「これ、あてれば?」

 渡されたのは女性用ナプキンだった。これ?

「テレビでやってたのよ」

 テレビでやってりゃ正義か? 日ごろの行いのツケは、こういうときに払わされるんだなあと、ナプキンを頭に貼り付けながら、思ったのだ。

※女性セブン2012年4月26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン