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「江戸検」過去問にトライ 一番の子宝将軍・甘党将軍は誰?

 江戸の文化や歴史、生活などに関する知識を総合的に問う検定試験、第7回江戸文化歴史検定「江戸検」が10月28日に行なわれる。世の検定ブームの先駆けとなり、高い人気を誇る江戸検の魅力を過去問題によるプレ検定で体験して頂きたい。今回は「徳川将軍15代編」。

【問1】徳川歴代将軍のなかで、一番子供が多かったのは11代将軍・家斉です。1妻21妾という記録もありますが、実際はもっと多かったようです。では、何人の子供がいたでしょう?
(い)28人
(ろ)35人
(は)46人
(に)53人

【問2】将軍の寵愛をうけた奥女中が、寝所で将軍に政治向きの「おねだり」することを防止するための措置として、正しいものはどれでしょう?
(い)奥女中から誓約書をとった
(ろ)監視役を寝所に同室させた
(は)監視役を寝所の隣室に控えさせた
(に)正妻から将軍へきつく申し聞かせた

【問3】徳川歴代将軍のうち、羊羹・カステラ・金平糖など甘いものに目がなく、30本もの虫歯があった将軍といえば、次のうち誰でしょう?
(い)5代綱吉
(ろ)8代吉宗
(は)12代家慶
(に)14代家茂

 正解は下に。





【問1】(に)。69歳で死去した11代家斉は艶福家で、生涯に40人の側室をもったともいわれ、記録に残るだけで53人の子をもうけた。

【問2】(ろ)。将軍が身辺の世話をする奥女中と大奥で寝るときは、寝所に御添寝役の奥女中と御坊主が入って、将軍に背を向けて寝た。御添寝役は翌朝、御年寄に当夜の様子を報告するのだが、これは奥女中が勝手な願い事をしないための監視だった。

【問3】(に)。家康・家光・慶喜を除く歴代将軍の霊廟は、寛永寺か増上寺に置かれた。増上寺の霊廟を調査した結果、家茂の遺体にはなんと30本もの虫歯があった! 江戸城内だけでなく、寺社への参詣の際にも、饅頭などの和菓子の注文が大量にあったそうだ。

※週刊ポスト2012年5月25日号

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