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スカイツリー体験報告 2千円昼食が穴場、スタバ100m行列

 約5000人が行列をつくり、話題を呼んだ東京スカイツリーのオープン(5月23日)。初日は不運にも大雨に加え、強風でエレベーターが停止するなどアクシデントにも見舞われたが、来場者数21万人を超える大盛況に。流行ものに目がない『女性セブン』のライターKが、初日に現地へ行ってきた時のことをレポートします。

 * * *
 始まりは、いつも雨…って誰かの歌じゃないけれど、注目を集めたスカイツリーオープン初日はあいにくの空模様。ツリーは事前予約してないと登れないが、隣接する商業施設『東京ソラマチ』なら誰でも行ける!ということで、アサイチで乗り込んだライターK。

 で、到着した午前8時にはすでに500人以上の列が…。“先頭集団”の中には、前日の夜から並んでいる人もいると聞いてびっくり。じっと待っていると、係員から予定より30分早い9時半に入場を始めるというアナウンスが。どうやら想定以上に行列ができたので、混乱を避けようということらしい。

 …でも、実際にオープンしたのは9時45分。しかーし、ドンドンドンと客を迎え入れる太鼓の音がすると、やっぱりわくわく。いざ入場!

 1~3階のファッション・雑貨フロアをウロウロしていると、さっそく行列のできている店舗が。いずれもオープン記念の限定商品やノベルティー狙いの“限定ハンター”のようだ。特に大混雑していたのは、限定各250個のくまのぬいぐるみ「ユニベア」シリーズを販売していた『ディズニーストア』。ほ、欲しい! でも殺気立ったハンターたちの勢いに完敗した私たちは、とりあえず撤退…。

 お、若い女の子たちの大群を発見! ギャル系ブランドの『ロデオクラウンズ ワイドボウル』で、ついに限定セットをゲット。若槻千夏(28才)プロデュースの『ダブルシー』のノベルティー欲しさに、前日夜9時から並んだという静岡県浜松市在住の会社員(27才)は、興奮気味にいう。

「限定商品を一刻も早く手に入れたくて。ダブルシーは1万円以上買うとオリジナルのコテ、1万5000円以上買うとオリジナルの浴衣がもらえるんです!」

 1階に行ってみると、スターバックスになんと100mの行列が。限定のマグカップとタンブラーを販売していたが、11時の時点でマグはすでに完売。40分並んでタンブラーをどうにかゲット!

 6~7階のレストラン街はどの店も10人以上の行列ができているが、事前に目玉店といわれた、つけ麺の『六厘舎 TOKYO』や親子丼が有名な東京・人形町の『たまひで いちの』は特に大混雑。そこで30~31階の高層レストラン街に上ってみると、ランチが2000円近くする高級店が多く、みんな敬遠したのか比較的空いている。穴場だけど、う~ん、ランチに2000円かぁ…。

 そろそろ空腹の限界! で、3階のフードコート『タベテラス』へ。14時半を過ぎると席に余裕が出ていたので狙い目かも。『肉そば 業平』でさくっと食べられる「納豆ぶっかけそば」(780円)を5分でかっこみ、再びショッピングへ。

 15時を回ると、ファッション系のフロアは人が激減。しかも『ディズニーストア』に戻ってみると、行列が消えているばかりでなく「ユニベア」がまだけっこう残っているではないか! 徹夜で並んだ人に心の中で「ごめんなさい」をいいながら、すかさずゲット。

 お腹も心も満足したところで、お次は『すみだ水族館』へ。ここは待ち時間なくすんなり中にはいれたので、お子さん連れにおすすめの穴場。たまたま16時からのペンギンのえさやりショーに遭遇。かわいい姿にしばし癒された。

 楽しんでいて気づかなかったけれど、17時を過ぎたあたりから天候がますます悪化。 “強風”のため展望台のエレベーターが停止するというハプニングも…。しかし、大きな混乱にはいたらなかったようで、一安心。

 そういえば、混雑が心配だったトイレも、それを予測してか仮設トイレが準備されていたため、わりとすんなりはいれて助かった。

 19時以降になると仕事帰りの人たちが訪れ、2階の『フードマルシェ』や食品関係のショップが混雑してくる。限定スイーツを友人へのおみやげにして帰途についた。

※女性セブン2012年6月14日号

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