ライフ

カレーのカロリーOFF ルー減らしコク出して具材でカサ増し

満腹でも太らない豆カレ―

 食べる機会も多く人気のカレー。まさに日本の「国民食」ともいえる存在だが、カロリーが高そう…と気にする人もいるのでは。そこで、管理栄養士のこばたてるみさんに“太らない”カレーの極意を伝授してもらった。

「カレーが高カロリーになる原因のひとつは、油分が多い“カレールー”。カロリーを抑えるには、1.ルーを減らす、2.具材でボリュームを出す、3.ご飯の量を控えるのが鉄則です」(こばたてさん・以下同)

 ルーを減らすことが、ヘルシーへの第一歩だという。

「市販のカレールーは、油分が多く一皿分100kcal以上とカロリー高め。まずは、カレールーの使用量を減らす工夫をしてみましょう。塩麹や赤みそなど塩分やコクが増す調味料をプラスすれば、ルーの量をグッと抑えられます。また、具材は大き目に切ることで見た目のボリュームも出て、噛み応えもアップし、満腹感が。ちょっとした工夫でヘルシーに仕上がりますよ」

 具体的なカロリーオフのポイントは以下のとおり。

●ルーを減らす
「高カロリーなルーを減らすには、塩麹、赤みそ、マーマレード、ジャム、ケチャップなど、味にコクが出る調味料類を使うのがポイント」

●具材でボリュームを出す
「野菜は根菜類にして、大きめに切ると咀嚼回数が増え、満腹感が。また、切り干し大根やミックスベジタブルなどの食材は、カレーのカサを増やし、ボリュームアップに一役。ルーの量も減らせるヘルシーアイテムです」

●ご飯の量を控える
「高カロリーの原因のひとつが“ご飯”。こんにゃくやしらたき、もやしのみじん切りなど、カサ増し食材を入れれば、量を抑えられます。また、五穀米や玄米にすれば噛む回数が増え、白米より満腹感が得られます」

 最後に、豆とひき肉の食感で満腹感を味わえるカサ増しレシピを紹介しよう。

【1】玉ねぎ1/2個はみじん切りにし適量のサラダ油を熱した鍋であめ色になるまで炒める。
【2】【1】に豚ひき肉(赤身)60gを加えてポロポロになるまで炒め、ミックスビーンズ120g、水1カップを加えて煮込む。
【3】具材がやわらかくなったら火を止め、カレールー(市販品)2片弱(36g)を入れてとろみがつくまで煮る。
【4】器にカレーを入れ、2cmの厚さに切ったフランスパン1人分2切れを添える。

※女性セブン2012年6月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン