村上宗隆(左)と岡本和真の「契約内容の差」が注目を集めた(時事通信フォト)
日本球界を代表する2人の主砲がメジャー移籍となったが、その契約の「差」が関係者の注目を集めている。村上宗隆(25)は昨年12月21日(日本時間22日)、ヤクルトからのポスティングによる移籍でホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億7000万円)で契約を結んだことが発表された。スポーツ紙メジャー担当が言う。
「史上最年少での三冠王やシーズン最多の56本塁打の実績を持つ村上は当初、ヤンキース、メッツ、ドジャースなど金満球団との1億ドル(約158億円)規模の長期契約になると見られていました。それが最終的に、昨年は借金80で2年連続ア・リーグ中地区最下位の弱小球団・ホワイトソックスとの2年契約となった。
巨人からのポスティングで強豪・ブルージェイズに4年総額6000万ドル(約94億8000万円)で決まった岡本和真(29)の半分の額です。岡本より3学年下の村上のほうが長期契約を結ぶのではないかと見られていただけに、村上の守備面の不安や空振りの多さを懸念して、長期契約はリスクが高いと判断された結果といわれている」
岡本は三塁、一塁に加えて左翼も守れて、ゴールデングラブ賞も一塁1回、三塁2回の計3回獲得しているが、村上は獲得経験がない。通算の守備率もプロ11年目の岡本が.991(通算失策48)に対し、プロ8年目の村上は.971(同100)と岡本という差がある。
「加えて、村上の最大の懸念は三振率。村上の通算本塁打246本は、3年のキャリアの差がありながら岡本の248本とほぼ同じ数字に達しているが、岡本の通算三振率17.7%に対し、村上は25.8%。日本でも高めの速球を空振りするケースが目立った。メジャーの160キロを超える速球への対応力も不安視されたのでないかと見られている」(前出・スポーツ紙メジャー担当)
今年30歳を迎える岡本に対し、守備力も含めて1年目から戦力になるということで4年という長めの契約が提示されたと見られているわけだ。ただ、スポーツジャーナリストで『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2025』編著者の友成那智氏の見方は少し違う。
