国内

天王寺新区長 西成区との合併で揉めても耐えられるとの見方

「大阪都構想」に邁進する橋下徹・大阪市長がその“手足”となる24人の新区長を決めた。公募で選ばれた24区長のうち、民間から登用されたのは18人。上は60歳、下は27歳。前職は元市長から週刊誌記者まで様々だ。中でも注目の天王寺区長を直撃した。

 最年少の27歳で、公募の目玉として扱われたのがNHK記者の水谷翔太氏だ。2009年に入社し、赴任先の山口放送局では県警記者クラブで事件を追いかけていた。

「よくも悪くも真っ直ぐな性格で、放送中のレポートで自分の思想主義をいきなり語り、局内で問題になったという話があり、各社が取材に動いている。『橋下さんと区を盛り上げたい』と相当意気込んでいるようです」(地元紙記者)

 高級住宅街が多く、世帯平均収入が市内1位、名門公立、私立学校が並ぶ「文教地区」として知られる天王寺区には、隣接する西成区との合併が取り沙汰されている。

 ある市役所幹部は、「両区が合併するとなれば大揉めになるのは事実。若くて恐いもの知らずだから、住民の突き上げに耐えられると踏んだのかもしれない」と見るが、実は橋下市長も「青年区長」に保険をかけているフシがある。前出の市役所幹部がいう。

「橋下市長の側近中の側近といわれる市政改革室長は天王寺区長の経験者。水谷氏が困ったときには、橋下氏がすぐにサポートする体制ができている」

※週刊ポスト2012年7月13日号

関連記事

トピックス

《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン