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男の影ないアラサー娘に家族 「女の歓び知らず申し訳ない」

 自分が可愛がった娘がどこかの男のものになってしまう時、父親の心は乱れるものだが、なかには“逆”の悩みを抱えている父親も増えているという。

「ウチの次女はアラサーなのに、まったく男の影が感じられません。外資系金融機関の総合職として仕事一途。来年は女子で3人目、しかも最年少の係長に昇進しそうな勢いです」  

 こうぼやくのは元保険会社勤務のIさん(66)だ。

「妻ばかりか、長女や三女も『きっと処女に違いない』といいます。私にも、次女を箱入り娘として大切に育てすぎた反省点はあります。大学生の頃に家に連れてきたカレシを追い返したこともありましたから。

 でも、30歳をこえた娘に今さら、『セックス経験はまだなのか?』なんて けません。次女がこのまま女の歓びも知らずにアラフォー、アラフィフになっていくのかと思うと何か申し訳ない気持ちで一杯です」

※週刊ポスト2012年7月20・27日号

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