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相場格言によれば「大統領選&辰年」コンボで株価上昇も近い

 先が見えない不況の時代ではあるものの、先達が発した“相場格言”を侮ってはいけない。いまでも通用する先人の知恵がそこには隠されている。特に今年、2012年だからこそ通用する格言も存在する。「経済の千里眼」の異名を持つ国際金融コンサルタントの菅下清廣氏が紹介するのは、次の格言だ。

■大統領選の年に株価は上昇する

 アメリカでは過去の経験からこうしたことがいわれる。大統領選のときは景気がよく株価が高いほうが政権党に有利なので政府は景気対策を相次いで打ち出す傾向が強く、それが株価の上昇にもつながるのだ。アメリカは世界随一の経済大国であり、もちろん日本経済への影響は甚大なので大いに参考になるだろう。

 加えて、今年2012年は辰年だ。ここでは次の格言が役に立つ。

■戌亥の借金、辰巳で返せ

 戌年、亥年に株でつくった借金は、辰巳の大相場で取り戻せ、という意味だ。辰年、巳年には株価が大きく値上がりしたケースが多く、逆に戌年、亥年は値下がりしたことが多いことが経験的にいわれる。

 今年は奇しくも辰年にして、米大統領選の年だ。相場格言からは、そう遠くない将来に大きな上昇相場が訪れる期待が大きい。

※週刊ポスト2012年8月3日号

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