芸能

内海桂子「若さは自分次第。60や70の若造がガタガタいうな」

「100才の双子」として話題になったきんさんぎんさんの“ぎんさん”の娘・4姉妹(平均年齢93才)を初め、いま、アラウンド90女性の活躍が相次ぎ、注目を集めている。年を重ねて、いっそう輝く女性たちから学ぶこととは? 音曲漫才コンビ・内海桂子・好江として人気を博し、Twitterのフォロワーは6万5000人を超える、漫才師の内海桂子さん(89才)が語ってくれた。

 * * *
 主婦は、旦那や子供の世話で毎日大変だよね。でも、家事が大変かどうか、旦那や子供がいいか悪いかは、自分次第。だって男と子供は女が作るのよ。男はいくら偉そうな顔したってね、一滴のしずくでしかないから(笑い)。それを形にするのが女なの。

 男はね、妻以外の女に惹かれる生き物だから、夫が気に入るようにいろんな女性を演じることも、女の仕事のひとつかもしれないね。男女が長く一緒にいれば当然嫌なときもあるけど、嫌なときを嫌にさせないのも、女の腕。従ってるような顔して、手の平で転がしゃいいのよ。

 うちの旦那はいま、娘と同じ66才。90才なのに、24も下の夫なんて普通はないよね。でもそれも、仕事をちゃんとやってきたからこその出会いだと思う。

 みんな、「桂子さんはいいわね、若い旦那さんで」とかいうけど、若い人と一緒に生きてくなら、こっちが責任持たなきゃいけないから、しっかりもするしね。そういう中でこうやって本も出せた。

「苦労嫌うな 苦は身の宝 苦労しようで 蔵が建つ」ってね。私も10才で子守り奉公に出たり、16才で芸人になったり、子育てするためにキャバレーに勤めたり、いろいろなことをやってきた。そうやって苦労した結果が、いまだと思うんだ。

 老けたとか若いとかって、自分次第だと思う。年は関係ない。おこがましいかもしれないけど、60や70の若造がガタガタいってんじゃないよ! それをしっかりさせるために私は生きてるんだ!って(笑い)。自分が周りを作ってくんだと思うと、しおれない。

 いたわりすぎたり、やさしくしすぎず、少しくらいハッパかけるくらいのほうが、年寄りは元気でいられるよ。

※女性セブン2012年9月6日号

あわせて読みたい

関連キーワード

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン