国際情報

韓国“独島”PRは自分で勝手に興奮し他国の顰蹙買う自家発電

 オリンピックで領土問題をアピールし世界中からひんしゅくをかった韓国サッカー選手。そこには韓国人特有の意識が透けてみえるという。産経新聞ソウル駐在特別記者の黒田勝弘氏が解説する。

 * * *
 ロンドン五輪の銅メダルをめぐるサッカー日韓戦は、日本人にとっては悔しい敗戦だった。ところが試合後の韓国選手のグラウンドでの反日パフォーマンスから始まった騒動は、いささかの慰労(?)になったのではなかろうか。

 IOCが政治的宣伝を厳しく禁じた五輪憲章違反の疑いありとして、問題の選手へのメダルの授与を留保した。日本人の多くは「金メダル獲得数5位の国が国際舞台でまだあんなことをやっている!」と安心(?)した。

 韓国選手が両手にかざしてグラウンドを走り回った「独島はわれわれの地」と書かれた紙の宣伝物は、スタンドの韓国人から手渡されたものだ。だから実際は、スタンドにそれを持ち込んで応援に使い、しかも興奮状態の選手にそれを手渡したスタンドの韓国人が悪い。

 しかし宣伝文句はハングルだけで書かれていた。あれじゃ外国人には何のことか分からない。自分たちだけで騒いで勝手に興奮し、よその国からはひんしゅくを買うという、いつもの“自家発電”だ。  

※SAPIO2012年9月19日号

関連キーワード

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン