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甘めの赤味噌をつけて食べるおでん これが名古屋流立ち飲みの友 

コの字型のカウンターにほろ酔いサラリーマンの顔が並ぶ

 心が浮き浮きするほど多くの種類の酒が並ぶ店内。そのボトルのジャングルのような一帯を突っ切ると、ぱっと視界が開け、コの字型のカウンターが迎えてくれる。ここが『佐野屋』の立ち飲みスペースだ。

 とくに定休日もなく、毎日午前10時から営業しているだけあって、「口開けに寄らせてもらって、ビールと日本酒を1本ずつ飲む。いったん家に寝に帰ってだな、夕方になってまた来るんだ。350円でビールの大びんを飲ませてくれるところなんて、この辺にはないからねえ」と、かっぱの愛称で親しまれている笑顔のすてきな75歳の大御所と出会った。

 それでもやはり、「よいこのサラリーマンたちは、ちゃんと仕事を終わらせて、5時過ぎからお邪魔するもんですよ」と、ネクタイをはずした、ちょい悪風50代の発する優等生発言に、笑いながらうなずく客が過半数を占めている。

 現在の『佐野屋』は、専務を務める横田栄嗣さん(39)が、事実上の3代目として実務をこなしている。

「創業は、昭和元年と聞いています。名古屋市内の大手味噌だまり屋(味噌、たまり醤油の醸造元)『佐野屋』の三番番頭だった祖父が、暖簾分けの形でこの地に味噌だまり屋を開いたのが始まり。やがて酒屋に姿を変えて、昭和10年ごろには、立ち飲みも始めていたそうです」

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