ライフ

杉村太蔵 「老人を全面的に支持すれば世代交代が近くなる」

 バラエティー番組などで活躍する元衆議院議員・杉村太蔵(33才)が、女性セブン読者からの人生相談に答える。今回は一家で製造業を営んでいる女性からの相談。

 * * *
【相談】
 うちは一家で製造業を営んでいるのですが、80才の舅が社長でまだ現役。何もかも経営方針はひとりで決めて、長男であるうちの夫には手出しさせません。夫もそろそろ世代交代を…と言っているのですが耳を貸しません。やり方も時代遅れで、このままだとライバルから遅れをとるような気がするのですが。(55才・自営業)

【杉村太蔵の回答】
 おそらく家族経営の製造業ですから、典型的な中小企業でしょう。大手企業だって経営難に陥っているこの不景気な時代に、小さな企業が生き残っているというのは、80才のお舅さんが頑張っているからではないでしょうか。お舅さんは立派で優秀な経営者だと思います。

 世間を見渡せば現役バリバリの80才はたくさんいます。石原慎太郎氏だって80才で、まだ政局を動かそうとしているんですからね。今の80才は、元気な人が多いんです。

 きっとお舅さんも常に世代交代は意識しているはず。それなのにまだ息子であるあなたのご主人に経営権を渡せないということは、まだ自分が続けていたほうがいいという計算があるからかもしれません。社長が交代したとたん2~3年でつぶれる企業はたくさんありますからね。とくに製造業は取引先との関係一本で成立しているケースも多いですから、社長が変わったとたん、その関係が切れてしまうことだってある。

 あと、考えてもみてください。自分のやり方を認めない人に自分の大切な会社を譲りたいと思いますか? だって譲ってしまったばかりにこれまでとまったく違うことをされてつぶされてしまうかもしれない。ここは時代遅れとは思わず、家族一丸となってお舅さんの経営方針を認めましょう。そして「お義父さんには100才まで頑張ってもらいたい」と立てるんです。そして経営方針を全面的に支持する。すると「これなら任せられる」と思って、世代交代の日も近くなるかもしれません。

※女性セブン2012年12月27日・2013年1月1日号

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン