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音痴夫に困る妻に「手拍子でもしてあげよ」と山路徹アドバイス

 数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹さん(51才)が、女性セブン読者のお悩みにズバリ回答する。

【質問】
 うちの夫は下手くそのくせにカラオケが好きでカラオケ店でいつも『兄弟船』や『昴』を熱唱。誰にも迷惑をかけなければいいのですが、最近は友人とのカラオケでも順番を守らず自分の歌を連続で入れたりして、ひんしゅくを買っています。メンバーからはずすしかないと思っていますが…。(44才・会社員)

【山路徹のアドバイス】
 確かにルールを守らないのは問題かもしれませんね。メンバーからはずしたい…そんな気持ちがわき起こるのも当然です。

 しかしぼくが気になるのはだんなさんがなぜ、そこまでして歌いたいのか、ということです。もしかしたら、カラオケで熱唱して、連続で歌いたいというのは、何か心理的な側面があるかもしれません。

 動画サイトなどを見ると、一般のかたがプロの歌手を真似して歌っている姿がよく投稿されていますよね。

 個人の趣味嗜好だからいいとは思うんですが、中には自分の存在価値を見出して欲しいと思って歌っているように見える人がいるんですね。

 だんなさんも歌うことで“おれはここにいるんだ、おれの存在を認めてくれ”と思っているようなら、ストレスがたまっている可能性があります。

 もしその可能性があるなら、手拍子でもして、“ちゃんとあなたの歌を聴いていますよ”というスタンスをとってみてはいかがでしょうか。だんなさんも“おれの歌を真剣に家族は聴いてくれている”と安心して、他の仲間に歌う順番を気持ちよく譲るようになるかもしれません。

 それでもダメならいかに迷惑をかけているかを知らしめるしかない。歌っている姿や連続して曲を入れている姿をビデオカメラに収めて、後日、見せるんです。その時も責めるのではなく“もりあがってたねー、あなたここで何度も自分の歌いたい曲を入れていたのよね”とさりげなくチクリと言ってみたりして。

 自分が熱唱している姿やわき目もふらず歌いたい曲を入れている姿はあとから見たら恥ずかしいでしょうから、きっとだんなさんも反省してくれるはず。

 それでもダメだったら…? じゃあ、たまにはメンバーからはずしてもいいじゃないですか。カラオケは夫婦だけの楽しみにしてもいいわけですから。

※女性セブン2013年2月7日号

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