国内

国内4100万人が利用「LINE」ここまで流行する5つの理由

 スマホ(=スマートフォン)が広まるのと同時に爆発的に利用者が増えているのが無料通話・メールアプリ「LINE」。運営する「NHN Japan」によると、LINEは全世界で1億人超、国内だけで4100万人が利用しているという。  「LINEの魅力は、メールをするのも、通話をするのもすべて無料という点。絵文字を進化させた“スタンプ”があることも大きい。これによって、メールによるコミュニケーションの幅がとても広がりました」(ITライター・太田百合子さん)   LINEに登録する方法は簡単で、今や利用者のうち2割が40代以上と、中高年の間にも普及している。なぜこれだけたくさんの人が『LINE』を使うのだろうか。流行する5つの理由を紹介しよう。

 1つめは、ゆるいコミュニケーション。利用者に大好評なのが、このゆる~い絵柄のスタンプ(無料、有料がある)。

「これまでの絵文字はあくまで文章の補助的な役割でした。例えば、“頑張る”というメッセージの後に笑顔のマークをつけたり。しかし、スタンプの場合、絵柄にシチュエーションや表情が書き込まれ、“頑張る”という意味の絵柄だけでも、“ボロボロの疲労困憊”や“バリバリはかどっている”などさまざま。しかも、どの絵柄もクスッと笑える感じで真面目すぎないので、気軽に送れるんです」(太田さん)

 2つめは、メールが超便利になること。LINEのメール機能は、相手とのメッセージのやりとりが吹き出しでつらなっていくのが特徴。

「メッセージのやりとりが一目瞭然。相手に返信する内容を考えるとき、わざわざ相手のメールをもう一度開いて見返す必要はありません。どの携帯会社を使っていても、利用者間はタダというのも気楽でいい」(太田さん)

 3つめは、通話が0円であること。通常の携帯電話の場合、通話代は高いと1分につき数十円かかる。しかし、LINEを使っていれば、利用者間はなんと通話料0円。

「通信環境が混雑すると、音声が途切れたり、声が遅れたりすることはありますが、お金はかかりません」(ジャーナリスト・まつもとあつしさん)。

 4つめは、ゲームが無料でできるということ。LINEが展開するサービスには、無料のゲームも。2012年11月から本格的にサービスを始め、ハマっている利用者が急増中。

「ゲームは現在10種類で、今後増やしていく予定です。まずは、とにかくたくさんの人にLINEを使っていただきたい、という趣旨でサービスを広げています」(運営するNHN Japanウェブサービス本部の金子智美さん)。

 5つめは、おトクなクーポンがある点。LINEには、企業や有名人も参加。利用者は、お気に入りの企業や有名人を「友だち」として登録することで、クーポンや役立つ情報を入手することができる。実はこれこそが、LINEがメールや通話などを無料で提供できる理由だ。

「情報を発信する企業から、アカウント開設料やオリジナルスタンプの作成料をいただいています。これがLINEの収入の大きな柱となっています」(金子さん)

※女性セブン2013年2月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
立花孝志容疑者(左)と斎藤元彦・兵庫県知事(写真/共同通信社)
【N党党首・立花孝志容疑者が逮捕】斎藤元彦・兵庫県知事“2馬力選挙”の責任の行方は? PR会社は嫌疑不十分で不起訴 「県議会が追及に動くのは難しい」の見方も
週刊ポスト
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン