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今注目の永代供養墓とは? その種類と価格、人気理由を解説

 お墓は誰もが最後に入るもの。今注目されているキーワードは「永代供養墓」だ。寺院や霊園がお墓を供養・管理してくれる永代供養墓は、単身者や次の承継者がいない人、承継を望まない人から支持されている。墓地選びのサイト『いいお墓』を運営する『鎌倉新書』の篠崎和俊さんはこう語る。

「家族に負担をかけたくないと、お墓を継ぐ人がいても永代供養墓を選ぶ人が増えているのも、最近の特徴のひとつ。“直系長男が継ぐ”というお墓文化が、変わり始めています。遺骨の安置方法や供養の方法、墓地の場所などによって異なりますが、永代供養料・使用料・納骨料・刻字料などの一式平均費用は50万~60万円くらい。墓石代だけでも平均約160万円といわれている一般的なお墓に比べると、安価な点も人気の一因です」

 ただ、“永代”といっても、その意味はさまざま。半永久的に供養してくれるところもあれば、三十三回忌を過ぎると他人の遺骨を合わせて、埋葬されること(=合祀)も多い。最終的な供養法など、事前の確認が必要だ。

 一般的な永代供養墓の種類は、安置方法別に4つある。

【個別安置型】:骨壺のまま、故人別に専用の場所に安置する方法。一般的なお墓を一定期間(三十三回忌までなど)供養した後、霊園内の決められた施設へ合祀し、墓石を撤去するタイプや、室内の可動収納型などがある。約80万円~。

【集合安置型】:骨壺のまま、ほかの故人と共通の棚などに安置する。屋外にある建物の中の棚にお骨を納める納骨堂型や、建物の中で個別に仕切られたロッカータイプの棚に、お骨を安置するタイプ、大きめのモニュメントの地下にお骨を安置するモニュメント型など。約20万円~。
 
【合祀型:お骨を骨壺から墓地内にあけてしまう。遺骨がほかの故人と混ざる。約10万円~。
 
【樹木葬型】:墓石の代わりに、桜やバラ、常緑樹を墓標とするものが一般的。約20万円~。

※女性セブン2013年3月28日号

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