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世界遺産が最も多い国はイタリアで47件 日本は16件で14位

 富士山が日本で17件目の世界遺産登録に内定したが、そもそも世界遺産とは何なのだろうか。1972年、第17回ユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき、顕著な普遍的な価値を有するものとして、世界遺産リストに記載された有形遺産のこと。

 文化遺産、自然遺産、ふたつを兼ね備えた複合遺産の3つからなり、人類が共有するべき遺産とされている。選ばれるにはまず、各国が推薦する遺産をまとめた世界遺産暫定リストの中から条件の整った物件の推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出するところから始まる。

 それを受けた世界遺産センターは文化遺産はICOMOS(国際記念物遺跡会議)、自然遺産はIUCN(国際自然保護連合)に調査を依頼。その調査結果を参考に世界遺産委員会が世界遺産リストに記載するかを審議し、決定する。   また、「危機遺産」というものもあり、紛争や開発、自然災害などにより「顕著な普遍的な価値」が危機に瀕している遺産を指す。事態が改善されなければ世界遺産リストから削除されることもある。

 登録数が最も多い国は、イタリアの47件。以下、スペイン44件、中国43件、フランス38件、ドイツ37件と続く。ちなみに日本は16件の14位。(外務省ホームページより)

 また、富士急行が調べた世界遺産にふさわしいと思う日本の“候補地”は1位が富士山で、2位が奄美・琉球、3位が武家の古都・鎌倉、4位が長崎の教会群とキリスト教関連遺産、5位が飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群。6位以下は、北海道・北東北の縄文遺跡群、富岡製糸場と絹産業遺産群と続く。

※女性セブン2013年6月6日号

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