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夏に不調を感じたときにおすすめ いもがゆと豚みそのレシピ

 NHK『きょうの料理』『あさイチ』で人気の“ばぁば”こと料理研究家・鈴木登紀子さん(89才)が、冷房で冷えた体にオススメの料理を教えてくれます。

 * * *
 体が冷えてつらい、あるいは夏風邪、お腹をこわしたときなど、ちょっと体調がすぐれない時におすすめしたいのが、やさしい味わいの「いもがゆ」と、こっくり味の「豚みそ」の組み合わせです。おかゆや豚みそで使うみそやしょうがは、体をじんわりと温めてくれます。

 また、「豚みそ」は白いご飯にもよく合いますし、冷蔵庫で3~4日は保存できますから、作り置きなさるとよろしいと存じます。

 いもがゆからまいります。材料は4人分です。

 さつまいも200gは水でよく洗い、厚めに皮をむきます。1.5cm角に切って水に晒してから、流水で洗ってざるにあげます。

 お米1カップ(200ml)は手早く水で洗い、厚手の鍋(できれば土鍋)に米と水6カップを入れ、20分ほど置いてから強火にかけます。湯気が出始めたら弱火にし、吹きこぼれを防ぐために蓋の下に割り箸をかませて、30分間フツフツと炊いてください。

 30分経ちましたらさつまいもを加え、さっとひと混ぜしてからふたたび蓋をして、さらに10分間炊いてできあがりです。いもがゆを炊いている間に「豚みそ」(作りやすい分量)を作りましょう。

 干ししいたけ3枚は、水で戻してしっかりと絞り、石づきを取り除いて3~4cm角に切ります。にんじん40g、たわしでこすり洗いし酢水にさらしたごぼう30gも、それぞれ3~4cm角に切ります。煮物もそうですが、口あたりに違和感が出ないよう、お野菜の大きさを揃えることが大切なの。

 鍋にサラダ油大さじ1を熱し、切り揃えた干ししいたけ・にんじん・ごぼうを入れて中火でよく炒めます。火が通ったら豚ひき肉200gを加えて、さっと炒め合わせます。

 だし汁1カップ、酒大さじ1、みりん大さじ3、砂糖1/2カップ、しょうゆ大さじ1を順番に入れ、4~5分ほど煮ます。八丁みそ100gを煮汁で少し伸ばしてから加え、きべらなどで全体を混ぜながら弱火でゆっくり練り上げます。

 照りが出てきたらバットに移して冷まします。器に盛り、せん切りにしたしょうが少量をあしらい食卓へ。いもがゆに豚みそをのせながら召し上がれ。

※女性セブン2013年7月18日号

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