ビジネス

不動産のプロが選ぶ「伸びる駅」戸越、阿佐ヶ谷、泉岳寺など

 大きな出費をして買ったマイホームをいざ手放そうとなった時、二束三文にしかならなかったら泣くに泣けない。どのエリアに買うかだけで、売値は数百万円単位で変わってくることを知っておくべきだ。

 そこで、本誌『週刊ポスト』は不動産のプロ5人に、「これから伸びる駅」とその理由を挙げてもらった。

●藤川太(家計の見直し相談センター)/戸越、戸越銀座(東京)
 城南地区の割には物件価格が安い。商店街が充実し、都心にも近いので、便利で住みやすい。賃貸に回しても家賃が高めで収益性も期待できる。東急池上線と都営浅草線が利用できるため、都心へのアクセスが便利。

●山崎隆(財営コンサルティング代表)/阿佐ヶ谷~三鷹(東京)
 地盤が固く学校などが多い「安心」「便利」を兼ね備えた中央線沿線に注目。中心となる吉祥寺は価格が高く駅近物件も少ないため、阿佐ヶ谷から荻窪、西荻窪、三鷹などの周辺にまで目を広げたい。

●櫻井幸雄(住宅評論家)/鳩ヶ谷(埼玉)
 意外に便利なのに現時点では評価が低いエリアの大化けに期待。中でも鳩ヶ谷は東京メトロ南北線につながる埼玉高速鉄道の始発も多く、座って通勤できる。3LDKで3000万円弱と手頃な物件が多い。

●沖有人(アトラクターズ・ラボ代表)/新川崎(神奈川)、勝どき(東京)
 駅周辺の大規模再開発が進むエリアは、早めに住宅を購入しておけば、資産価値が高まる可能性が高い。特に新川崎は駅周辺の再開発に加え、東京や新宿などの都心主要駅に30分以内というアクセスの良さが魅力だ。

●長嶋修(さくら事務所会長)/船橋(千葉)、大宮(埼玉)、泉岳寺(東京)
 船橋、大宮は複数路線が利用可能なターミナル駅で、かつ周辺に大規模商業施設が充実している点から今後も人気は衰えず、資産価値が高く保てそうだ。泉岳寺は駅の近くに山手線の新駅ができる予定で、今一番の注目エリアだ。

※週刊ポスト2013年7月19・26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン