スポーツ

開幕20連勝の楽天田中 登板日は女房役・嶋基宏の打撃絶好調

 楽天・田中将大が9月6日の日本ハム戦で、世界新記録となる開幕20連勝を達成したが、その大記録には、バッテリーを組む女房役の嶋基宏の存在が欠かせない。

 今季の嶋は、112試合で打率2割6分6厘、3本塁打、38打点(9月6日終了時点、記録は以下同)という数字を残している。だが、田中登板時の23試合では、打率3割4分9厘、1本塁打、17打点と一気に数字が跳ね上がっている。
 
 今季、田中が投げる日はすべてスタメンマスクをかぶっている嶋。田中登板時は打率も上がり、勝負を決める一打を何度も放っている。

 例えば、田中の今季初登板となった4月2日のオリックス戦では、4回に勝ち越し三塁打を打ち、猛打賞。田中の登板2試合目の4月9日の日本ハム戦では、先制3ラン。

 連勝記録が止まるかと思われた5月28日の阪神戦では、0対2とリードされた7回表、先頭打者として逆転の口火を切る二塁打。6月3日の中日戦では、田中に勝ちはつかなかったものの、サヨナラヒット。7月26日のロッテとの首位攻防戦でもサヨナラヒットを放ち、田中に勝ちをプレゼントした。

 そして世界新記録を達成した9月6日の日本ハム戦でも、0対2とリードされた5回裏、先頭打者として二塁打を放った。この回に同点に追いついた楽天は、そのまま6回裏に逆転。嶋の打撃が田中の世界記録達成を後押しした。

 このように節目節目の試合で、田中を援護。田中が投げると、嶋は8度のマルチヒットに、2度の猛打賞と打ちまくっている。加えて、今季の打点の約半分を、田中の登板試合で記録している。いかに、勝負所で貴重な一打を放っているか、よくわかるだろう。球団初優勝、そして日本一へ、相性のいい2人が、どこまで楽天を引っ張れるか。

関連キーワード

トピックス

米倉涼子
《米倉涼子の自宅マンション前に異変》大手メディアが集結で一体何が…薬物疑惑報道後に更新が止まったファンクラブは継続中
火事が発生したのは今月15日(右:同社HPより)
《いつかこの子がドレスを着るまで生きたい》サウナ閉じ込め、夫婦は覆いかぶさるように…専門家が指摘する月額39万円サウナの“論外な構造”と推奨する自衛手段【赤坂サウナ2人死亡】
NEWSポストセブン
自らを「頂きおじさん」と名乗っていた小野洋平容疑者(右:時事通信フォト。今回の事件とは無関係)
《“一夫多妻男”が10代女性を『イヌ』と呼び監禁》「バールでドアをこじ開けたような跡が…」”頂きおじさん”小野洋平容疑者の「恐怖の部屋」、約100人を盗撮し5000万円売り上げ
NEWSポストセブン
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン
来季前半戦のフル参戦を確実にした川崎春花(Getty Images)
《明暗クッキリの女子ゴルフ》川崎春花ファイナルQT突破で“脱・トリプルボギー不倫”、小林夢果は成績残せず“不倫相手の妻”の主戦場へ
週刊ポスト
超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”だった高橋麻美香容疑者
《超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”の素顔》「白血病が再発して余命1か月」と60代男性から総額約4000万円を詐取か……高橋麻美香容疑者の悪質な“口説き文句”「客の子どもを中絶したい」
NEWSポストセブン
迷惑行為を行った、自称新入生のアビゲイル・ルッツ(Instagramより)
《注目を浴びて有料サイトに誘導》米ルイジアナ州立大スタジアムで起きた“半裸女”騒動…観客の「暴走」一部始終がSNSで拡散され物議に
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《異なる形の突起物を備えた光沢感あるグローブも…》10代少女らが被害に遭った「エプスタイン事件」公開された新たな写真が示唆する“加害の痕跡”
NEWSポストセブン
「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン