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トンデモ医師 通訳必要な医師や安易に「怠け病認定」例も

 医師選びを間違ったために、悲惨な体験をした人も少なくない。明日は我が身!? 他の人の教訓を生かして適切な医師選びを! そこで今回は3人のケースを紹介しよう。

 まず、“通訳”が必要な老医師のエピソードだ。

「いつも正確にくる生理が遅れた上、妊娠の心配もあった私。妊娠検査薬の結果がビミョーだったので、地域で名医と有名な婦人科へ。すると、そこにいたのは、80才をゆうに超える“即身仏”のような佇まいの老先生。

 あらためて尿の検査などをしてもらうと、何やらモゴモゴと口が動いているが、ちっとも聞こえない。すると、ベテランらしき看護師が登場。『えっと、ただの生理不順で、妊娠の可能性はない。しばらく様子を見てください、と言っています』と大きな声で“通訳”!? なんともいえず微妙な空気が流れる中、さっさと退散。名医というのは、むかーし昔の話だったのか…」(37才・OL)

 CTスキャンにまつわるこんな話も。

「最近、胃のあたりがムカムカ…気になって病院で血液検査をすると『うーん、こりゃすい炎かなあ? すい臓がんってことは…ないよなあ? とりあえずCTスキャンとっとくか』と50代の俳優の“でんでん”似の医師が沈痛な面持ち。

“すい臓がんって難しいがんじゃ…?”と目の前が真っ暗に。すぐにCTスキャンを受けたんですが、結果は異常なし。『しばらく酒を控えるように』ですと。1万2000円のCTスキャン代で胃がまた痛くなってきた」(40才・主婦)

 驚くべき診断をされたケースもあった。

「9才の頃の話。全身に倦怠感があり、体が思うように動かなくなりました。近所の病院に行くと、うまく説明ができない私に“この子はズル休みしたいだけ。ただの怠け病”と即断。両親に違うと訴えて総合病院で血液検査・尿検査をした結果、“難治性ネフローゼ症候群”という難病と判明しました。その後、5年の治療期間を経て完治。でも、あの時、子供心を傷つけた医師を、私は許せません」(45才・主婦)

※女性セブン2013年9月19日号

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