病院には様々な患者やってくる。とくに病院関係者を困らせるのがモンスター患者たち。そんな“珍獣”や“猛獣”たちに手を焼いている関係者のため息が次々と聞こえてきた。以下は35才看護師の告白だ。
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いつも検診に来る80代のおじいちゃん。元暴力団幹部だったとかで、背中一面、お尻までびっしりのクリカラモンモンを見せつけたくて仕方がない様子なの。血圧を測るときも目いっぱい袖をたくしあげては看護師の反応を横目でチェックしてる。
だけど、もうウン十年も前のことだから肌はシワシワだし、色も薄くなっちゃってて、お世辞にも美しいなんていえない代物なんです。
それでも、慣れた看護師長が“まあ、立派!”なんて褒めたりすると、ご満悦。でも調子にのって“これでも若いころは狂犬のタカって呼ばれてたんだ。ワケあって人をあやめちまって長いこと別荘に入っててねぇ…”と、デンジャラスすぎる自慢話が始まっちゃうのがタマにキズ。ほかの患者さんたちが怖がって寄りつきません。
※女性セブン2013年11月21日号