国内

ケネディ駐日大使の長男ジョン 「ぼっち飯」克服記事書き人気

 アメリカの新しい駐日大使として来日したキャロライン・ケネディ氏(56才・以下敬称略)。父がジョン・F・ケネディ元大統領(享年46)ということもあり、大きな話題となっている。

 そして、キャロラインと同じように注目を集めているのが息子のジョン(20才)だ。現在、アイビーリーグのひとつ、名門エール大学2年生。ケネディ家のなかで屈指のイケメンといわれ、飛行機事故で亡くなったジョン・F・ケネディJr.を彷彿とさせるその容姿に、すでにファンも大勢いる。

「将来は政治の方面に進みたい」

 いつしか彼は、政治家への夢を抱くようになっていた。そんな息子の夢を知った彼女は、もう一度ケネディ家を政治の表舞台へという、一家の悲願をわが子に賭けようと考えたのかもしれない。

 まず彼女が行ったこと。それは2008年のオバマ大統領(52才)への応援だった。キャロラインはニューヨーク・タイムズ紙に、「私の父のような大統領に」という見出しで、「国民に希望を与える大統領になる可能性がある人物に、初めて出会った」と寄稿した。それによって、それまでヒラリー・クリントン(66才)にあった流れが、一気にオバマへ移行し、結果的に当選に大きく影響した。また、2012年の再選の際にも、キャロラインは再度オバマを支持している。

 そして、その時の論功が認められた形で、今回、駐日大使に任命されたといわれる。これまで政治・外交経験がないと言われるキャロラインにとっては、大きな挑戦でもある。

 著書『ブッシュ家とケネディ家』(朝日選書)、『ケネディ家の呪い』(イースト新書)を手掛ける明治大学名誉教授の越智道雄さんはこう解説する。

「日本では考えられないことですが、アメリカは約3割の割合で素人が大使に任命されるんです。この素人というのは、大統領選にあたって充分な選挙資金を集めてくれたり支持をしてくれた人のことで、大使任命はその人たちに対する論功人事とされています。キャロラインさんの前のジョン・ルースさん(58才)も論功人事です。ルースさんはシリコンバレーのテクノロジーの弁護士で、オバマさんの選挙資金のために50万ドル集めました。

 彼女の性格と経験を考えれば政治職は無理でも、大使であれば適任です。母から受け継いだ社交界での振る舞いが、日米の友好関係を築いていくのに向いているでしょう。つまり、息子と政界をリレーとしてつなぐにはこれ以上ないポジションですね」

 そんな母の支援に応えるかのように、まだ20才ながら、ジョンはすでに政治家への道を歩み始めている。

「彼は大学で学生新聞の記事を書いています。大学中のトイレを見て回ったランキングの記事を書いたり、学食でひとり食事をとるときのぎこちなさをどう克服するかなどの記事を書いて、学校の人気者です。エール大の同級生がすでに選挙民で、その心をどうやってひきつけるかということをすでに実践しているんです。また、地域の人たちに奉仕するために、救急救命士の資格も取ろうとしているようです。これも一種の公務ですよね」(前出・越智さん)

※女性セブン2013年12月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン