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マナー講師が直伝 年賀状で迷ったら書くべき文例を8つ紹介

 今年も年賀状シーズンがやってきた。年賀状とは、新年のご挨拶ができないかたがたへ、はがきでご挨拶をしようと始まった風習だと、エレガントマナースクール代表の平林都さんは解説する。

「“謹賀新年”など、賀詞を大きく書いて新年を寿ぎ、やや小さな字で旧年のおつきあいのお礼と新年のご挨拶を自筆で書きます。最近は印刷物が多いようですが、その場合はひと言でもメッセージを添えるといいでしょう」(平林さん・以下「」内同)

 印刷してある年賀状でよく見かけるのが、夫の仕事関係のかたへ出す年賀状に、妻や子供の名前も連名になっているもの。

「おつきあいが違いますから、家族の連名は避けましょう」

 挨拶の文言は既存の例文を引用するだけでなく、受け取った相手がどう感じるかを思いやって書くことが大切。

「私自身、とても心に残っている1枚の年賀状があります。27才で起業して、いろいろとうまくいかなくてつらかったとき、お世話になった料理教室の先生からとても温かい応援メッセージをいただいたのです。その先生は本当に厳しいかたで、いつも怒られてばかりいましたが、年賀状を手にしたら先生との思い出がまざまざと蘇り、そこでハッと思ったんです。厳しさは心に残ると」

 つらいとき、しんどいとき、言葉ははじめて力を持って心に響くと痛感した。

「つらい出来事があったときに、ふと思い出して心の支えになる、私の送った年賀状がそんな存在になってほしいと願いながら書いています」

 そんな平林さんが直伝する、直筆で一筆時に迷ったら使える文例集を8つご紹介。

●お仕事順調にこなしていらっしゃることでしょう

●佳き午年がおとずれますように

●おすこやかによき活動をなさいますように

●いつも何かとお気遣い頂きまして感謝致しております

●今年も十分なことが出来ませぬのに、心豊かなお付き合いに言葉も探せません

●お茶のみがてらにお立ち寄り頂きますことを楽しみに致しております

●私でお役に立てることがございましたら、何なりとお申し付けくださいませ

●今年は貴方にとって素敵な年でありますことを遠くよりお祈り致しております

※女性セブン2013年12月19日号

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