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株主優待で生活する男性が教える初心者向け優待株選びのコツ

 株式投資は、売却益で儲けるだけでなく、「株主優待」という形でも恩恵を受けることができる。だが、一体優待投資はどんな手順で行われるのだろうか。「株主優待だけで生活する男」として知られる棋士の桐谷広人さんはこう語る。

「まずは証券会社に口座を開設することから始めます。私は、24時間いつでも取引ができて手数料も割安なネット証券をおすすめします。私が株式投資を始めた1984年当時は証券会社に口座を持つと、それなりの口座管理料がかかりましたから、それを思うとネット証券はコストが割安といえます」(桐谷さん・以下「」内同)

 口座を開設したら、そこに入金をする。証券会社が指定する銀行でネットバンキングの手続きをとっておくと比較的スムーズに事が進むだろう。

 そして、銘柄を決めて注文、となるが、企業選択時にはどんな点に着目すべきだろうか。現在400銘柄近くの株を保有する桐谷さんが言う。

「優待銘柄は1100社近くありますが、まずは高値すぎないものを選ぶのが一つの方法です。また、配当利回りが高いことも条件になります。配当利回り、優待利回りとも2%以上のものがいいでしょう。お得な優待を実施している企業は株主を大事にする意識が強く、配当金も魅力的な水準にしているケースが多いです」

 銘柄注文には“指値”(自分が決めた値段で注文をする)と“成行”(注文を出した時点の株価で買う)があるが、初心者は指値から始めるのがよさそうだ。ネット証券の場合、注文画面に購入株式数、指値の値段、注文が有効な期間など必要事項を記入して注文ボタンを押す、という流れになる。

「とはいえ、最初は勝手もわからず、不安もあるでしょう。最近では著名な優待ブロガーが日々の“戦果”をブログに綴っていますから、それらを参考にしてもよいでしょう」

※女性セブン2013年12月26日・2014年1月1日号

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