ライフ

パートで時給上がらぬ人 マナーない、言い訳する、謝らない

 短時間や日数限定の労働条件に特化する人材派遣会社のセリオは、フルタイム勤務が難しい主婦の登録が多い。登録者に紹介する企業の数や派遣先での時給交渉は、資格や仕事の能力より、人柄や職場での人間関係、やる気が大きな決め手に。1年働かないと時給が上がらないことも多い。同社に、パートで時給が上がらない人はどんな人なのか聞いた。

 まずはマナーがない人。第一印象は強く残り、審査は応募時の問い合わせから始まる。電話口で名乗らずに一方的に用件を話す、履歴書に修正液を使うなど、基本に欠ける人が多い。

「パートだから…」と言い訳する人もダメ。パートの権利を守ることも大切だが、積極的に仕事をしようとする姿勢を示さないと大きな仕事も任されないので、時給も上がりにくい。一生懸命な人には対価を払いたくなるのが人情。

 いわれたことをただやっているだけではダメ。仕事に慣れてきたら、商品の並べ方や仕事の仕方など、どうすればより儲かるかを考えながら仕事を。よいアイディアは、どんどん提案しよう。求められているのは、儲けさせてくれる人。職場で大切な人になることが肝心だ。

 職場の仲間、特に女性から嫌われる人も時給が上がらない傾向に。問題になることが多いのは、能力よりも社内の人間関係。長く勤める女性を尊重しない人は職場に溶け込めないことも。必要事項を教えてもらえない、ミスのカバーがないなど悪循環に陥って離職するケースも。

 素直に謝らない人もNG。仕事にブランクのある30代40代女性で多い「この年で怒られるなんて!」「年下社員に注意された」と逆ギレするケース。反論の前に“すみません”を第一声に。

 メモしない人も評価は良くない。メモは、注意事項や失敗を忘れにくくし、わかりやすくやる気を見せる効果がある。何度も同じ質問をする人は「覚える気があるの?」と悪い印象に。

※女性セブン2014年1月9・16日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン