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2014.04.03 16:00 週刊ポスト
脳の出先機関と言われる舌ヨガで認知症予防効果期待と専門家
ヨガが健康によいと知ってはいても、修行者の難しいポーズを思い浮かべてしまい、自分には無理だと思いがち。ところが、今すぐに、簡単にできるヨガもあるという。国内外でヨガの普及に携わる『龍村ヨガ研究所』所長でNPO法人沖ヨガ協会理事長の龍村修氏の案内で、認知症予防効果も期待できる「舌ヨガ」について紹介しよう
舌の運動を司る舌下神経は脳と直結しているために、「舌は脳の出先器官」ともいわれている。
「話すことは、脳と舌の共同作業ですよね。微細な音を使い分けて、複雑な言語コミュニケーションができるのも、舌があるからこそです。人類が進化できたのは、喉や舌の発達で交流伝達能力が高くなり、脳が発達したことが一因ともいわれています」(龍村氏)
ゆえにヨガで舌を刺激すれば、脳の活性化にもつながると龍村氏は語る。
「無口な人ほど認知症になりやすいといいます。舌ヨガで、舌を動かすことによって脳を刺激し、活性化させれば、認知症の予防も期待できます」
舌ヨガのストレッチ方法は4通り。上下左右に舌を前に突き出し、息を吐きながら各方向に大きく伸ばすのがポイントだ。舌ヨガには、身体の可動域を即効的に広げる効果もあるという。舌のストレッチをして、身体の変化を感じてみよう。
「ヨガで舌を出すと、背骨が伸びやすくなります。それによって、前屈がしやすくなります。胸を大きく突き出しながら息を吸って、吐きながらアゴを舐める気持ちで、舌を思いきり出してみましょう。舌を右方向へ動かせば右へ、左方向へ動かせば左へ、身体も動きやすくなる。舌は、全身の動きとも関連しているのです」
ヨガで舌を刺激することで、パターン化していた脳の回路に新しい回路が開かれる。動かそうとする「意識」に身体が協調しやすくなるため、身体の可動域に変化が起こるのだそうだ。
※週刊ポスト2014年4月4・11日号
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