スポーツ

九重親方 土俵監察中に「数字パズル」ならさらに降格恐れも

 4月3日、日本相撲協会は九重親方(元横綱・千代の富士)を「監察委員」とした。九重親方は協会ナンバー2から、一気に一介の「委員」へと降格された。

 委員の立場では、協会の意思決定機関である理事会に参加できない。過去には、理事経験者は選挙で落選しても、理事会参加資格を持つ「役員待遇」で収まるケースがあったが、九重親方はこれまで持っていた協会内での発言権を剥奪されたのである。

 さらに、九重親方が与えられた職務が、監察委員であることもポイント。

 監察委員の“守備範囲”は土俵の監視だけだ。協会の運営を担う執行部(理事長をトップに、事業部、広報部、総合企画部で構成)との距離は、審判部や巡業部、地方場所担当と比べても遠く、「執行部が何をやっているかわからない、隔離されているような部署」(古参親方)なのである。

 また監察委員は、国技館の天井に近い隅の部屋に陣取って、土俵の一番一番をチェックするのが仕事だが、これが非常に単調な作業であるためか、集中力がなかなか続かないらしい。かつて高砂親方(元大関・朝潮)が監察業務中にマンガを読んでいたことが発覚し、協会から注意を受けたことがあった。

「他にも競馬の予想をしていたと指摘された親方もいる。九重親方もこれと同じ轍を踏むのではないかといわれています。というのも、彼はいま数字パズル、いわゆる『ナンプレ』にハマっていて、最近も協会の部屋で没頭している姿が見かけられている。ある親方は、“万が一やっちゃったらさらに降格。このスキャンダルまで見越しての嫌がらせ人事じゃないか”と心配する声まで出ています」(角界関係者)

※週刊ポスト2014年4月25日号

関連記事

トピックス

「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
受賞者のうち、一際注目を集めたのがシドニー・スウィーニー(インスタグラムより)
「使用済みのお風呂の水を使った商品を販売」アメリカ人気若手女優(28)、レッドカーペットで“丸出し姿”に賛否集まる 「汚い男子たち」に呼びかける広告で注目
NEWSポストセブン
新関脇・安青錦にインタビュー
【独占告白】ウクライナ出身の新関脇・安青錦、大関昇進に意欲満々「三賞では満足はしていない。全部勝てば優勝できる」 若隆景の取り口を参考にさらなる高みへ
週刊ポスト
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下主催の「茶会」に愛子さまと佳子さまも出席された(2025年11月4日、時事通信フォト)
《同系色で再び“仲良し”コーデ》愛子さまはピンクで優しい印象に 佳子さまはコーラルオレンジで華やかさを演出 
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン