「バカなことだろうと何だろうと、笑いが売り物の番組に出演して、笑いに参加しなければ意味がない。それでは、歌番組に出演して、歌を歌わずに帰るようなもんだ」
前出・テレビ局関係者はこう話す。
「今の俳優・女優たちでも、若大将のような気概を持って臨んでくれている人はいると思います。ただ、今は俳優・女優がバラエティのリハーサルをすること自体がないですし、無難に終えようとすることのほうが圧倒的に多いですね。仮に『ウンコチンチン』と言っても、得をするとは思えないでしょうから。予定調和を壊してこそ、面白さが出るし、そういう役者がいてくれたら最高です」
俳優や女優が自分の殻を破ったとき、単なる芸能人から国民的スターへの道が開かれるのかもしれない。