スポーツ

テレ朝日本代表中継は勝率高い 松木安太郎氏解説も縁起が良い

 6月13日に開幕するサッカーW杯ブラジル大会。日本はグループC組で、コートジボワール、ギリシャ、コロンビアと対戦する。地上波中継局は、15日(日曜)10時開始(日本時間、以下同)のコートジボワール戦はNHK、20日(金曜)7時開始のギリシャ戦は日本テレビ、25日(水曜)5時開始のコロンビア戦はテレビ朝日となっている。

 どの試合も注目されるが、なかでも3試合目はグループリーグ突破のかかる一戦となる確率が高く、早朝にもかかわらず、お茶の間もヒートアップしそうだ。あるスポーツライターはこう話す。

「しかも、解説が松木安太郎さんですからねえ。早朝で眠たい目をこすりながら見ることになるでしょうけども、松木さんが『行け!』『危ない!』『ハンドだ!』『入ってない! 入ってない! 絶対入ってない!』『ふざけたロスタイムですねぇ~!』といつもの調子で興奮してくれれば、一気に眠気は覚めるはずです」

 4月の「2014FIFAワールドカップブラジル応援バナー除幕式」で、テレビ朝日の早河洋社長は松木氏について、「誰もが知っている名調子。心強い12人目の選手だと思っている。でも、そんなに細かなことは言っていないですね」と世間の心情を代弁。すると、松木氏は、「僕は一生懸命応援したい。解説はセルジオ(越後)さんをはじめ、ゴンちゃん(中山雅史)や名波(浩)君がいるから」と、解説者にもかかわらず、応援団としての役割をしっかりアピールし、会場を笑わせた。

 テレビ朝日は、W杯4大会連続で日本代表の中継権を獲得。過去の戦績は、2002年日韓大会のチュニジア戦が2-0で勝利、2006年ドイツ大会のクロアチア戦は0-0で引き分け、2010年南アフリカ大会のオランダ戦は0-1で敗戦。1勝1分け1敗という数字が残っている。

 だが、ザックジャパンにとっては、心強いデータも存在する。昨年、国際試合8勝8敗3分で勝率5割の日本代表だが、テレビ朝日が中継すると3勝1敗2分と好調なのだ。以下、民放各局中継時の戦績を見てみよう。

日本テレビ:1勝3敗
テレビ朝日:3勝1敗2分
TBS:0勝1敗
フジテレビ:3勝3敗1分
中継なし:1勝0敗
通算:8勝8敗3分

 もちろん、代表の戦績は対戦相手によるところも大きいが、テレビ朝日の中継時に格下ばかりと対戦しているわけではない。11月には、オランダ、ベルギーという強豪相手に、2-2の引き分け、3-2で勝利と見事な戦いぶりを見せた。

「ベルギー戦で、FW岡崎(慎司)が3点目を決めたとき、松木さんが『昨日、カツ丼喰ったからねえ』と話していました。その効果があったのかは不明ですが、松木さんの解説は、チームとサポーターをつなぐ一体感のある中継を生み出しています。翌月、ラジオ出演した際に、実はそのカツ丼がマズかったと告白したときは驚きましたがちなみに、この前なでしこJAPANがベトナムに7-0で勝った時も松木さんは『肉が7個刺さった串カツを僕は食べていた』とドヤ顔をしていました」(同前)

 ちなみに10月の欧州遠征では、セルビア、ベラルーシという格下相手だったのもかかわらず、連敗。このときは日本テレビが中継していた。中継局と試合結果は、あくまで数字上のマジック。実際の戦いぶりとは関係ないのかもしれない。

 しかし、大一番になるであろう3戦目を、松木安太郎氏を擁するテレビ朝日が中継することは、日本にとって「縁起」はいいとは言えそうだ。

関連記事

トピックス

サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
現場は246号線からすぐの場所だった
「マンションを出たら血溜まりが見えて…」世田谷・韓国籍40代女性切りつけ事件、近隣住民が証言 閑静な住宅街で“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
川崎、阿部、浅井、小林
〈トリプルボギー不倫騒動〉渦中のプロ2人が“復活劇”も最終日にあわやのニアミス
NEWSポストセブン
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン