芸能

AKB高城の不正アクセス「取引先社員の仕業」は画期的解決法

AKB48の高城亜樹(22)が何者かにツイッターを乗っ取られたと主張していた騒動で、高城の所属事務所であるワタナベエンターテインメントの取締役である大澤剛氏が7月3日、高城のツイッターのパスワードを知る取引先の社員が無断でログインして投稿したと説明した。

 高城のツイッターで問題のツイートが投稿されたのは6月18日夜のこと。AKB48の卒業メンバーとプロ野球選手2人と会食をしたことを報告する内容だったが、投稿後2分ほどで削除された。その後、高城は同アカウントに「私が書いていないことが、私のTwitterでつぶやかれている」と投稿。何者かが問題のツイートを投稿したと訴えた。

 この騒動に対し、ワタナベエンターテインメントの大澤氏は6月19日、「警視庁サイバー犯罪対策課に相談の上、捜査を進める依頼をしております」と Google+に投稿。被害届の提出も検討していたようだが、7月3日のGoogle+への投稿では、

「弊社としては、高城亜樹から被害届を提出することを検討しておりましたが、警視庁サイバー犯罪対策課及び原宿署によれば、本件において被害届を提出できるのは不正アクセスの被害を受けたTwitter社であり、高城亜樹ではないとの見解を取っている」

 とのことで、被害届の提出は見送ったという。そして、問題のツイートが投稿された経緯については、ワタナベエンターテインメントが独自に調査を実施。大澤氏のGoogle+では以下のように説明している。

「高城亜樹のTwitterアカウントのパスワードを知る取引先の社員が、高城亜樹に無断で当該パスワードを使用して高城亜樹のTwitterアカウントにログインしたうえで、ツイートを行い、かつ当該ツイートを削除していたことが判明しました」

「当該社員は、2ちゃんねるに書き込まれた誤情報に基づきツイートしたことを認めております。既にお伝えしましたとおり、当該ツイートは全くの事実無根であり、高城亜樹は当該ツイートに名前の挙げられた男性とは一切面識もありません」

 しかし、この説明に対し、疑いの目を向けるAKB48ファンも少なくない。取引先の社名が明らかにされていない点や、ツイッターのアカウントを第三者に教えている点などが不自然だと言われているのだ。今回の説明について、AKB48に詳しい芸能関係者はこう話す。

「そもそも高城が“乗っ取られた”と主張したことを疑っているファンが多い。つまり、高城が合コンを報告ツイートを誤爆したのではないかと言われているんです。そういった疑惑があるうえで今回の説明がふんわりしていたので、納得しないファンがいるのも仕方ないでしょう。大澤氏が言うように、被害届を出せないということもあるのでしょうが、名誉毀損で民事訴訟を起こすことはできるので、本当に高城を守るつもりであれば、そこまでやっても良かったような気もします。結局、そういったことを何もしていないため、“訴えたらマズイことがあるから、何もしないのでは?”と言われてしまうのです」

 ただ、今回の対応については、誰も損をしない画期的な対応だったと高く評価する意見もある。

「今回の騒動では、何より“合コンツイート”が問題だったと思います。恋愛禁止のAKB48では合コンは御法度ですからね。ひとまず、本当に不正アクセスがあったかどうかは別として、“警察に捜査協力を依頼している”と宣言だけしておいて、後はうやむやにすることもできたと思うんですよ。合コンをしたっぽいツイートが投稿されただけで、それほど重要な熱愛スキャンダルでもないので、1週間もしたらファンも忘れていましたしね。

 にもかかわらず、しっかりと“合コンの事実はない”と説明したことで、熱心な高城ファンは安心しているはずだし、ナベプロについても“小さなことでもスルーしないでしっかり説明する事務所”というイメージがついたと言えます。そもそも、取引先にパスワードを教えて、勝手にツイートされたなんていったら、事務所のセキュリティーの対する認識の甘さを世間に知らしめているようなものですよ。ナベプロの責任問題になりかねないし、ナベプロにとっても恥ずかしいことです。それでも、高城の潔白を証明するために、今回のような発表をしたのですから、むしろファン思いですよね」(前出関係者)

 どんな事情があるにせよ、取引先の会社名も社員の名前も公表しなかったということで、その取引先が大きな損失を受けることはなくなった。そして、高城は合コン疑惑を否定でき、ファンも安心する。被害者も加害者もいる騒動のはずなのに、誰も損をしていないという稀有な結末になったのは間違いないのかもしれない。

トピックス

部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ポストシーズンで快投をみせる佐々木朗希
「ポテンシャルは大谷以上」復活快投の佐々木朗希 昭和の大投手たちが太鼓判「1年間投げ続けられれば本当にすごい投手になる」
週刊ポスト
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン