また、ユニクロやスターバックスのように、アルバイトから正社員化への門戸が開かれているかも、人材獲得の重要なカギになってくるという。
「アルバイトで働く時給の上限を1500円などに設定し、それ以上稼ぎたい人は会社が求めるスキルを身につけて正社員になってください――といった将来のルートをはっきりと示すことが大事です」(稲毛さん)
労働人口の減少がますます人材不足に拍車をかけていくのは間違いない。しかし、パートやアルバイトが正社員と同じ仕事なのに、それに準じたスキルアップの実績も評価せずに、同じ賃金体系のまま優秀な人材を留めておきたいというのは、確かに虫がよすぎる話だろう。