芸能

新設・2ch「ももクロ板」 イマイチ盛り上がりに欠ける理由

新設された「ももクロ板」

7月5日、巨大掲示板「2ちゃんねる」に、ももいろクローバーZやスターダストプロモーション所属の女性アイドルグループに関する話題を扱う板「ももクロ板」が新設された。

あらゆる専門板が存在している2ちゃんねるだが、特定のアイドルグループの専門板はそう多くはない。現在存在しているのは、モーニング娘。やハロー!プロジェクト全般を扱う「モーニング娘。板(狼)」「モーニング娘。板(羊)」「モーニング娘。板(鳩)」、AKB48を扱う「地下アイドル板」の2つのみ。そのほか、女性アイドルグループ以外の芸能人では、「SMAP板」、「椎名林檎板」、鈴木亜美と浜崎あゆみを扱う「あみ&あゆ板」があるが、いずれも過疎化している。

これまで、ももクロに関するスレッドは、「モーニング娘。板(狼)」(通称:狼板)か、女性アイドル全般を扱う「女性アイドル板」に立てられていたが、今回晴れて独立することとなった。まさに、ももクロ人気の高さを証明する出来事のようにも思えるが、書き込み数は決して多いわけではなく、今のところあまり盛り上がっていないという。アイドルとネットに詳しいジャーナリストはこう話す。

「新設初日となった7月5日のももクロ板の書き込み数は6310件、2日目の6日はちょっと減って4905件でした。ちなみに、狼板は5日が11万9843件、6日が10万6974件。地下アイドル板は5日が4万7527件、6日が4万8699件でした。狼板と地下アイドル板に比べたら、ももクロ板はまったく盛り上がっていませんね」

現在大ブレイク中のももクロにしては、さすがに書き込み数が少なすぎるような気もするが、どういう事情があるのだろうか?

「ももクロ板は新設されたばかりで浸透していないうえに、投稿者を判別するIDが表示されるということで書き込みを躊躇するユーザーも多い。狼板は常に書き込み数トップ5に入る人気板で認知度も高く、さらにIDも表示されないということで、気軽に書きこめる。ハロプロと関係ない雑談をしているユーザーも多く、狼板独自の文化も形成されています。世間的には、ハロプロよりももクロのほうが人気が高いと認識されているかもしれませんが、2ちゃんねるの専門板についてはまた別の話なんです」(前出ジャーナリスト)

2ちゃんねるにモーニング娘。の専門板ができたのは1999年。それから板の分割を経て、15年近く続いた結果、現在の狼板があるのだ。ももクロが2ちゃんねるで文化を築くには、まだまだ時間がかかりそうだ。

関連記事

トピックス

小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
日本体操協会・新体操部門の強化本部長、村田由香里氏(時事通信フォト)
新体操フェアリージャパンのパワハラ問題 日本体操協会「第三者機関による評価報告」が“非公表”の不可解 スポーツ庁も「一般論として外部への公表をするよう示してきた」と指摘
NEWSポストセブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
代理人・バレロ氏(右)には大谷翔平も信頼を寄せている(時事通信フォト)
大谷翔平が巻き込まれた「豪華ハワイ別荘」訴訟トラブル ビッグビジネスに走る代理人・バレロ氏の“魂胆”と大谷が“絶大なる信頼”を置く理由
週刊ポスト
お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「石破おろし」の裏金議員「入閣リスト」入手!ほか
NEWSポストセブン