芸能

高橋英樹に罵倒された蛭子能収に「高橋さんは苦手?」と直撃

 東京の夏の夜空を彩る風物詩──7月26日、第37回隅田川花火大会が開催され、96万5000人の見物客が足を運んだ。その模様は、テレビ東京が生中継。総合司会は高橋英樹(70才)が務め、娘・真麻(32才)も中継レポーターとして登場、花火大会を盛り上げた。特に真麻は、昨年、悪天候の中の“根性レポ”が話題を呼んだため、今年は“リベンジなるか”と注目を集めていた。その甲斐もあってか、2007年以降最高の11.0%という高視聴率を記録した。

 そんな娘の活躍を温かく見守った高橋だったが、唯一、番組に気にくわないことが…。それはゲストとして出演した“ある人物”のことだった。

 その人物とは、今や同局の大人気旅番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の“看板”出演者である蛭子能収さん(66才)だ。普段は娘思いで、ファンを大切にする、温厚なイメージの高橋だが、同番組での蛭子さんへの当たりだけは、いつもの“それ”とは違った。

 番組を振り返ってみよう。まず、冒頭に高橋親子と蛭子さんが、事前に収録された花火大会が行われる地元・浅草を巡るロケVTRが流れる。そこでは、こんなやりとりが──。

 浅草・雷門の前に並ぶ高橋親子。そこで真麻が「ちょっとスペシャルなゲストをお呼びしております」と言うと、高橋は「スペシャル!?」と怪訝な表情を浮かべる。そんな父の顔色を気にしてか、真麻は「スペシャルは言いすぎた」と取り繕う。

 これには蛭子さんも、「いやスペシャルでいいんですよ、別に! オレ、今テレビ東京の顔なんですよ」と苦笑いで登場するしかなかった…。

 そして、仲見世通りを歩き出す一行。すると、突然、高橋が「ところでさ、何でよりによって蛭子さんが今日のゲストなんだろうね?」と毒突き始める。

 またもや困った蛭子さんは、オロオロ。「実は第2会場の花火の打ち上げのレポートする…オレと(『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の共演者の)太川陽介さん(55才)で…」という蛭子さんの説明に、それまで強ばった表情だった高橋の顔が一変する。「それならわかるわ!(ロケの日は)太川は忙しくて蛭子だけが暇だったんだね(笑い)」と、蛭子さんをからかって嬉しいのか、なんだかご満悦。

 しかも、番組でカットされた部分では、もっと強烈な罵倒を繰り返していたという。

「ロケの間、高橋さんは人気者を気取る蛭子さんに対して“お前、『バスの旅』が当たってるからって調子にのるなよ、バカヤロー!”とか“蛭子、お前は相変わらずダメだな!”なんて罵っていたみたいなんです。野次馬のおばちゃんやスタッフには優しいのに、蛭子さんにだけ厳しいので、多くのスタッフが困惑したそうですよ」(テレビ東京関係者)

 さすがの蛭子さんも高橋の強気な態度には、うろたえるばかりだという。

「蛭子さんは、“嫌われている”という自覚があるみたいで、昔から高橋さんが苦手なんですよ。よく“共演はいやだ”とか“共演したくない”とか愚痴っていますからね。“なんでオレにだけキツいんだろ~”って文句を言ってたこともありました」(蛭子さんの知人)

 しかしながら、あまり空気を読まない独特の蛭子ワールドが高橋が蛭子さんを受け付けなくなるキッカケを作っていたとも。

「かつて高橋さんが司会を務めていた番組に蛭子さんが出演した際、出演者がみんな泣いているなか、蛭子さんだけがニヤニヤしていて、高橋さんが激怒したことがあったんです。以来、高橋さんが蛭子さんを嫌がるようになったんですよ」(テレビ局関係者)

 この高橋の態度について、蛭子さん本人を直撃すると…。

「オレはね、あんまり悲しくなったりすることがないんです。ですから、悲しい場面で、周りのみんなが悲しい顔してたりすると、それを見ておかしくなって、笑っちゃったりするんですよ~。だから、高橋さんに“常識がない”って怒られたことはありますよ」

──蛭子さんへの高橋さんの当たりはキツい?
「そうですね、高橋さんキツいんですよ(苦笑)。でも、それは、たぶんですけど…親しみを込めてだと思いますよ」

──高橋さんが苦手なの?
「ぜっ、全然苦手じゃないですよ、ホントに!」

 相手が大先輩・高橋ということもあってか、必死に“苦手”という言葉を否定する蛭子さんだった。

※女性セブン2014年8月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト