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「美学」「右傾化」「方法論」 誤用が多い日本語を作家解説

 誤用や重言、外来語など、半可通(いいかげんな知識しかないのに通ぶること、またはその人)がおかしやすい日本語の間違いの例を作家で比較文学者の小谷野敦氏が解説する。

 【美学】
「彼なりの美学だよ」などと使われるが、「学」ではない。「哲学」はフィロソフィーの翻訳で「知を愛する」の意味だから「彼なりの哲学」でもいいが、「美学」はドイツ語のエステティークの訳で、元は哲学の一分野。
 
 はじめは「審美学」とされていたのがいつの間にか「美学」で定着してしまった。おかげで「美」とか「美意識」でいいところを「美学」と表現する習慣ができてしまった。
 
【右傾化】
「右傾」と書いて思想が右翼的、保守的に傾いていくことなのだから、「化」をつけたら重言であろう。

【方法論】
「美学」とちょっと似ている。「新たな方法論に立って」などと使われるが「方法」でいい。「方法論」とは、研究・調査などの方法について研究することである。単に「方法」よりかっこいい気がするので使われているのだろう。(文中敬称略・談)

※SAPIO2014年8月号

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