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お礼状 どんな紙にどんな筆記具でどんな言葉を書くべきか

 帰省土産など贈り物をする機会が多いこの季節、日頃のお礼の気持ちを一筆添えたいけれど、字はヘタだし、気の利いた言葉も思い浮かばないし…。結局、「どうぞ」「ありがとう」とありきたりな言葉やメールのみで済ませてしまう人も多いのでは?

「手書きのお礼状はハードルが高いと感じている人が多いようですが、ペンや紙の種類などをちょっと意識するだけで、ぐっとステキに。たとえばペンのインクの色を、黒から青に変えると、女性らしい柔らかな雰囲気になるうえ、こなれた感も出ます。紙は季節感や自分らしさを表現できるものがおすすめです」(手紙文化振興協会代表理事・むらかみかずこさん、以下同)

 具体的にはどういった紙を選べばいいのだろうか。

「おすすめは、季節を少し先取りする植物柄。たとえば8月なら、桔梗や撫子など秋の花を選びます。また、“自分らしさ”もポイントに。住まいの地域色が表れるものや、自分の名前に“百合”など花の名前がつくなら、その花模様の便せんを使うなど、見ただけであなたのことを思い出してくれそうなデザインを選ぶと◎。さらに、紙質も重要。和紙なら女性らしい柔らかい印象を、洋紙ならパリッとした紳士的なイメージを与えます」

 では、どんな筆記具を使うべきなのか。

「油性ボールペンはメモをするために開発された文具のため、線が均一で抑揚がつかず、ダマになることもあるので、手紙には不向きです。理想的なのは、線に強弱がつけられる、万年筆やゲルインクのペン。なかでも若々しく柔らかいイメージを与える、青いインクがおすすめです」

 そして、何より重要なのが、どんな言葉でお礼の気持ちを伝えるか。

「一筆箋は、相手の名前を最初に書くのがルール。いただいた物・借りた物のお礼には、感想のひと言を入れましょう。また、“心配しています”“失敗しないように”などのネガティブな表現は使わず、“応援しています”“うまくいくように”など、前向きな言葉に置きかえて使いましょう」

※女性セブン2014年8月21・28日号

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